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ディナーで

私は、同僚のけいちゃんこと、根岸蛍さんとまきちゃんが経営する、ビジネスホテルでの、限定ディナーに行くことにした。前回は、イタリアン、今回は、和食のコース…と、2ヶ月に1度、開催しているらしい。1週間前の、月曜日。正確には、7月22日。それから、中々時間が取れず、今日、8月4日月曜日の、仕事帰りに行く事にした。まきちゃんも、時間が合ったので、一緒に食事をする事になった。けいちゃんと私は、仕事が終わると、現地集合にしていた。私は1度、部屋に戻り、”せっかく”だから…と、まきちゃんがプレゼントしてくれた、ワンピースを着る事にした。サッとシャワーを浴び、真新しいワンピースに袖を通す…軽く化粧を直してから、部屋を出た。私は、久々の、”友達”との食事に、浮かれている。けど、その前に、”あの話し”を、しなければならない。その”話し”とは、”保証人”のこと。知っての通り、私は、まきちゃんの経営する、ビジネスホテルで寝泊まりをしている。前は、アパートから通勤していたけど、主人の蒼空に愛想が尽きて、アパートから出てきた。今は、”離婚”、独り暮らしをする為の準備中。”離婚”の件は、弁護士をしている、まきちゃんの弟の、英くんに全て、お任せした。後は、アパートの事…。こちらもまきちゃんが経営する、アパートを紹介してもらった。…素敵なお部屋…。でも、私には”保証人”が居ない。まきちゃんは「”うみちゃんだから、いい”」 とは言ってくれたけど、私の性格を知っている、まきちゃんは、「”形なりとも、ちゃんとしたいんでしょ?”」 とも理解してくれている。私は、部屋をでて、1階のフロントへと向かった。そこには、同じように、オシャレをした、けいちゃんとまきちゃんがいた。2人に手を振りながら、歩み寄る私。まきちゃんは、嬉しそうに、私に「”うみちゃんよく似合ってる!ショートにしたからかな?なんか、凄く可愛い”。」 一緒にいた、けいちゃんも「”本当にかわいい!…職場にいる、うみちゃんと全然違うね!”」 と言ってくれた。私も、2人のオシャレした姿に魅了されている。「”けいちゃん、かわいい。凄く似合ってる!”」 「”まきちゃん、すごい。オシャレだね!いいなぁ!」 3人揃ったので、まきちゃんの案内で、ディナーへ。夜はまた、違う感じがした。朝はバイキング・スタイル。夜は、テーブル席に何名か座って、銘々での料理。ちょっとした、お祝いや、商談に、予約なしで、誰でも、気軽に食べられるように、しているのだとか。まきちゃんの細やかな心配りが手に取るように分かる。ディナー会場に着くと、スタッフの1人が、こちらに気付いて、近寄り、席に案内しようとした時だった。

「”姉さん”」 と

まきちゃんに、声をかけた人がいる。よく見てみると、まきちゃんの弟、英くんが、友人と食事に来ていた。

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