二日酔い…
次の日…。朝、9時…。目が覚めたら…ベットの上…?…あれ?スーツ…が脱がされて、インナーとパンツ…。スーツは、ハンガーラックにかけてって…布団?…ここ、つきさんの寝室だ…。と…痛ッ?!頭が!…痛い!そして強烈な喉の渇き!
と…
「おはよう…。起きたか?」
居間から寝室へと来てくれたつきさん…。
Tシャツと女子テコ?スタイルのつきさん。
「朔夜さん、昨日大変だったよ?…お酒、止めなね…。」
つきさんから俺の事を聞いた…。一瞬にして酔いが…って血の気が無くなった。俺の様子につきさん。
「大丈夫だよ…。豆腐とネギと玉子の味噌汁作ったから、少し食べない?…多分、しょっぱいの食べたいべ?」
「…はい。」 「あと、水も買ってきてあるから。」
「…ありがとうございます。」
「起きれっかな?」 「はい…。」
ベットから出ると…。パンツ姿じゃと…つきさんは新しい女子テコを貸してくれた。
「フリーサイズだから履けるよ。トイレん時は、脱いでな。」
青地に白のハイビスカス…。派手な女子テコ。
「…男性用買っとくか。」 「…自分で買います。」
「…。着替えたら、居間に来てな。」 「はい…。」
つきさんの女子テコを履いて、居間へと向かう。つきさんは、台所で味噌汁を温めていた。大きめのお椀に盛り付けて、お盆に乗せてテーブルへと持ってきてくれた。
「…いただきます。」「いただきます。」
…熱い味噌汁…。だけど、凄く良かった。豆腐も味が染みて…。玉子はフワフワで。ネギの風味がたまらなかった。食べ終えると、ミネラルウォーターを少しづつ飲みながら、しばらくゆっくりしていた。
その頃…
「…頭が痛い…飲み過ぎた。」
加藤主任が帰った後、雷斗さんは、ビールを飲みながら、施設長達と話していた。
「…伊原さん…いや、つきと俺は、知り合いでね…。」
そんな話をしながら、お酒をたくさん飲んだ雷斗さん。久しぶりのお酒…。二日酔いが酷いのかな?…。
「雷斗さん、ご飯食べられます?」 「…うん。少し…。」
「…玉子とねぎの雑炊でも作りましょうか?」
「…雑炊…いいな…。」 「分かりました。」早速雑炊を作った…。お出汁の香りが良かった…。作り終えた頃…。
寝室から起きてきた雷斗さん…。「手伝う…。」 「大丈夫ですよ(笑)座ってて下さい♪」 テーブルへと向かい座る雷斗さん。雑炊をお盆に乗せて持っていく…。「いただきます。」 「いただきます♪」
うみが作ってくれた雑炊は、格別に美味かった。二日酔いには、何故か汁物が欲しくなる…。アルコールがダメなうみ…。でもちゃんと分かるのか?うみに尋ねたら…
「以前、テレビで二日酔いには、ラーメンとか汁物系が食べたくなるって見た事があったんです。」
と教えてくれた。真夜中に帰ってきて、少しだけ眠そうなうみ…。食べ終えると、もう少しだけ、休んでいた。




