✩.*˚フィナーレ☆.:*・゜
披露宴も…まもなく終わる頃…。
「…新郎 新婦様から、ご両親に花束の贈呈です。」
河本が母親に花束を。海さんが父親に花束を渡していた…。綺麗な花束だった。
「今日、ご参列頂いた皆様に新郎雷斗様より…」
河本がマイクを握り、スポットライトを浴びていた。…なんか…イケてんな…
「今日は、私達の披露宴に参列して頂き、本当にありがとうございます。…この数年、色んな事がありました…。楽しい時もあれば辛い時もあり、その度に、妻…いや、海さんや、皆さんに支えて貰いました…。…これからも…色んな事があると思います…。また皆さんに迷惑をかけるかもしれません…。ですが、それを乗り越えて、妻と家族と共に…皆さん共に…」
河本の声が…な…泣いてる?!
「…まだまだ未熟者ですが…海さんと2人…これからもよろしくお願い致します…。今日は、本当にありがとうございました…。…そして…母さん、父さん、兄さん達…これからもよろしく…。」
泣きながら…頭を下げる河本…。海さんもご両親も泣いていた。衣織ちゃんは、お母さんに寄り添う様に立っている…。
「…ありがとうございました…。これにて…河本家結婚披露宴を閉式致します…。河本雷斗様、海様…末永くお幸せに…✩.*˚本日は当結婚式場、Palace LUNAにお越し下さりまして、誠にありがとうございました。尚、正面入口にて、引き出物をお受け取り頂いてから、バスに御乗車下さいますようお願い致します…。」
•*¨*•.¸¸♬•*¨*•.☆。.:*・゜…披露宴が終わった後、河本夫妻が、正面入口に並んで立っていた。
「加藤主任、伊原さん、今日は本当にありがとう。ところで二次会行く?」 「行きます。まきさんと英さんは、帰るそうです。」 「まきちゃん、身体大丈夫だったかな?」 海さんは、まきさんの体調を気にしていた…。まきさんは妊婦…。まだお腹は目立ってないが、無理は出来ない。
「河本さん!うみちゃん!写真撮ろう♬.*゜」
まきさんが英さんと会場から出てきた。みんなで写真を撮る。引き出物を受け取り、「お幸せに…海さん♬.*゜…河本主任、海さんを泣かせたりしたら、ヤる…!」
河本は、ビビっていたが…皆が笑っていた。バスに乗り、今度は、俺が通路側の席座った。次は二次会に向かう•*¨*•.¸¸♬•*¨*•.¸¸♪




