黒の…
7月20日、日曜日。午後14時15分…。河本夫妻の結婚式に行くため、みんなでまきさんのホテルで待ち合わせ。まきさんが、「私のホテルの駐車場使って。」 とけいさんに連絡をくれた。豊川君達も来ている。豊川君、英さん、俺もスーツ姿。まきさんは、濃いグリーンのフォーマルドレス。けいさんは、濃い赤のフォーマルワンピース…。
「陽高駅まで主人が送ってくれるって…」
まきさんのご主人、秋田 優人さん。名前の通り、優しく穏和そうな方だった。
「まきさん、くれぐれも無理しないで下さい。英くん、まきさんをよろしくお願いします。」
「分かりました。」 心配性な優人さん…。
「ありがとう。大丈夫。皆いるし。英も居るし。」
夫婦仲が良い、まきさん達。と…
「お待たせ!まきちゃん…あ、優人さん。お久しぶりです。」 「あぁ根岸さん。お久しぶりです。まきさんをよろしくお願いします。」
奥さんに…”さん”付けで呼んでるのか…。と…
「すみません。お待たせして…。」
「あ、伊原さん。いえ…俺達も今来た所です…」 英さんの声に俺も振り返った…。 「え?!つきさん?!」つきさんの姿に驚くみんな。その様子につきさん…。
「…やっぱり派手だったかな?」
「つきちゃん似合ってる!!」 「黒似合うね!伊原さん!」
「けいさんも素敵だね!赤似合ってる!いいね♪」 「まきさんも素敵ですね!いいなぁ…。うちも緑着たかったんですが、着こなせなくて…(汗)」
ビビって声が出ない…(汗)いつものつきさんじゃないのは解っている…だけど…こんなつきさん…ヤバ過ぎる(汗)
「…どう?…加藤…あ、ダメだ…どっかイッてる(笑)」
と…英さんが笑いながら、
「加藤君、伊原さんがどうだって…(笑)」
英さんの声で我に返った俺!
「…カッコイイです…(照)」
な…なんで、カッコイイになるぅぅ!!セクシーの間違いだろうがぁぁ!! 内心悶えていた…つきさん…髪をアップにし、黒のワンピースに黒のラメ入りショールを羽織り…左側にガッツリ入ったスリット…。ヤバ過ぎる(汗)
「…ありがとうございます。加藤主任♪」
嬉しそうに笑った。
「みんな揃ったし、行こうか♪」
まきさんのご主人の車に乗り、駅に向かう。陽高駅西口に、着くと、バスが2台停まっていた。”河本家様披露宴会場行き”…とバスのフロントガラスに案内板…。
「ありがとう。ここで大丈夫。」 「本当に…」
またも心配性が出ていた優人さん。
「…大丈夫だってば。行ってきます。ホテルの事、お願いします。」
「うん。」
車から降りて、バスに向かう。運転手の方が、
「河本様の披露宴会場行きでございます。どうぞ。」
…バスに乗り…俺の隣につきさん。俺は窓側に座り通路側の席につきが座った…。
続々と…職員たちが乗ってきた。中には、近衛部長まで…。




