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リハーサル…

「では、リハーサルを行います。新郎様は右側。新婦様は左側にお立ち下さい…。ここで、一礼して下さい…。」

き…緊張して、震えてる…。って…雷斗さんもガチガチになっていた(汗)と…。

「衣織ちゃん、花嫁さんのベールをこう持って…。そう…上手だね!」

花桃さんが私のドレスの裾を直し、ベールを衣織ちゃんに持たせた。

「…大丈夫。上手にできてるよ。衣織ちゃん。」

私が振り向けない代わりに、雷斗さんが衣織ちゃんを褒めてくれていた。


「では…ゆっくりと…歩幅を合わせて歩いて下さい…。良いですね…。祭壇のスタンドテーブル前まで…。OKです。…衣織ちゃん、ベールを綺麗に置いて…そう!いいね!」

「衣織ちゃん、私があそこから、手招きするから、戻ってきてね。お母さんの元に行くからね。」

「…はい。」

「衣織ちゃん、大丈夫だよ♪お母さん居るからね。」

と…四ツ谷さん。


…”お母さん”と聞いて、衣織ちゃん安心した顔を見せてくれた。

「次は、お二人で誓いの言葉を述べて頂きます。今回は、お二人ですので、新郎様が新婦様に誓いの言葉を。新婦様が新郎様に誓いの言葉を述べて下さい…。」

「海さん…。」 「雷斗さん…。」


「…誓いの言葉を交わし終えましたら、指輪の交換を。先に新郎様が新婦様の左手の薬指にはめて下さい。次に新婦様が新郎様の左手の薬指に指輪をはめて下さい。指輪は、式が始まる直前まで、こちらにて保管させて頂いております。」


「分かりました。」

「最後に、新郎様が新婦様のベールを上げ…誓いのキスを…。」


「!キス?!い…今ですか?!」 「…え?!」と…私も雷斗さんもびっくり!


「今じゃなくて大丈夫ですよ(笑)…本番でお願いします(笑)」


びっくりした…(汗)


「…誓いのキスが終わりました。祭壇から、また扉に向かい、戻ります…。そして…一礼し…お式は終了致します。」

「分かりました…。」と…花桃さん。腕時計を確認し…

「お時間は、13時45分…。こちらのチャペルの控え室にてお待ちください。式が終わりましたら、軽食を御用意致します。その後ヘアメイクをお直しし、披露宴へと向かいます…。」

「…分かりました。ありがとうございます。」

「…衣織ちゃん、お腹空いたかな?」

「…大丈夫…です。」 緊張で、それどころじゃない衣織ちゃん…。私達も…緊張で、軽食どころじゃなかった(汗)

チャペルの控え室…。時間は14時…。式まで30分…。その頃…みんなは…?



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