お墓参り
7月18日、金曜日。朝10時。今日は、雷斗さんと一緒に年休を取って、ある場所に来ていた。
「広いね…。この霊園。」 「うん。」
言葉数少なく、霊園内を歩いて行く。
私は、お花とお線香を手にし、雷斗さんは、供物やお茶、お水を持ってくれていた。しばらく歩いて…。
「ここです…。」 「…。」
青野家…。黒い墓石…。少し汚れていた。早速、掃除をして、綺麗に。掃除が終わり、お参りをした。「……。」 「…。」
「お父さん、お母さん。お久しぶりです。私、再婚しました。雷斗さんをずっと支えていきます。どうか、見守っていて下さい。」
静かにお参りを済ませ…。しばらくお墓を見ていた。毎年、この時期と8月のお盆に来ていた。
「…うみ…。行こうか?」 「…はい…。」
お供え物とお茶を入れたペットボトルは、持ち帰った。
《ブライダルシェービング》
明後日、式を控えていた私たち。今日は理容室に向かう。今回は、ブライダルシェービング…。美容院で、顔そりと背中のうぶ毛を剃って貰おうとしたら…。
「美容院では、顔そりとかは、出来ないの。理容室に行ってね。」
と…言う訳で、初めて来る理容室…。駐車場に車を停めて、中へと入る。
「いらっしゃいませ。」 「予約した河本です。」
「お待ちしておりました。こちらへどうぞ。」
初めての理容室にドキドキの私…。
「担当させて頂きます、森です。」
「よろしく…お願い…します。」 「…初めてですか?理容室は?」 「はい…。」
と…森さん。「緊張しなくても大丈夫ですよ(笑)今日は、どのように?」
「あの…20日に結婚式でして、その顔そりと背中…」 「あぁ、ブライダルシェービングですね。畏まりました。」
森さんの優しい笑顔で緊張が溶けた私。と…。
「お顔から、剃りますので、椅子を倒しますね。」 「はい…。」
早速、顔そりから始める森さん。
「綺麗な肌ですね。」 「ありがとうございます。」
「タオル熱く無いですか?」 「…はい…」
蒸したタオルで、顔を温めて…。タオルを取り、今度は、粉石鹸を泡立てた筆で…泡を顔全体につけていく…。石鹸の香りがとても良かった…。
「剃りますね。動かないで下さいね。」 うなずく私。
優しく剃っていく、森さん…。
と…もう一度、泡を軽くつけ、剃っていく。
また蒸しタオルを顔に…。
「タオル当てますね。」 「…。」
少し熱めのタオル…。凄く気持ちいい…。フェイスマッサージもしてくれた…。
背中も剃ってもらった…。
「終わりましたよ。お肌がとても綺麗なので、光ってますよ(笑)」
ピカピカになった肌…。少し明るくなったみたい…。会計を済ませた後、
「後、ご結婚、おめでとうございます。これサンプルですけど使って見てね。」
「ありがとうございます。」
化粧水セットをもらった…。既に緊張してるけど…楽しみ…♪♪




