膝枕
土曜日…。特に出かけることも無く、横になって、スマホをいじっていた雷斗さん。私は、読書…。と…。
「…うみ…膝枕って出来る?」
ひ…膝枕?!突然、雷斗さんが尋ねた。微妙な顔をしている私を見て…
「…ダメ?」…
と…尋ねて、もそもそと…私の方に身体を動かしてきた。
「…い…いいですけど…。」 「…やった♪」
むくっと身体を起こして、私の方に来た雷斗さん。正座をして…と…
「…うみの膝枕…初めてだ♪…温かい。」
エアコンを付けてるけど…私の太ももは、暑い…。それに…雷斗さん、髪を切ったからか、チクチク刺さる(汗)…なんとなく、雷斗さんの髪を触った。硬い髪質。白髪無いなぁ…。なんて思っていると…
「…うみの手、熱い…。眠い?」 「…眠くないです。」
「…うみの太もも…いいな♪」 頭を軽く動かす雷斗さん。「…あ、あんまり動かないで。チクチクします…」 「…もっとする♪」 「ちょ…痛い。」
「…ごめんごめん♪」 「…もう…(汗)」
なんか…雷斗さんて、急に甘えてくるなぁ…。なんでだろう?
何も無い土曜日の昼下がり…。しばらくして…
「…ありがとう。うみ…。」 「…いえ…。」
満足したのか、雷斗さん、私から離れた。
「…1度やって見たかったんだ(笑)」
「…そうだったんですか?」 「うん。」
「うみの太もも…柔らかい。」 「…恥ずかしいです…(汗)」 「…裸見てるのに?」 「…それとこれとは別ですよ。」
そんな話をしながら、ゆっくりと時間は過ぎていった…。夕方4時半過ぎ…。雷と共に豪雨…。




