表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
386/810

オトナしくしてほしくて…

あの雨から2日。朝10時…。ようやく晴れ間が見えた頃…。つきさんは、帰りたいのか…ソワソワ落ち着かず。昨日、一眠りした後…。

「…洗濯…しねな?」 「…今日は、しません。つきさんと一緒に寝てます。」 「服、朔夜さんの…だし…。」 「だから?」 「…ブカブカなんだけど(汗)」 「…カワイイからこのまま。」 「…(汗)もし…泊まるなら、新しい下着ない。」 「…1日交換しなくても、大丈夫です…。」 「気持ち悪い…。」 「…なら、つきさんの下着買ってきます。」

「…!?どこから?」 「近くの服屋…。それとも、裸でいてもいいですよ?」 「…へんたい…。」

…へんたいでもいい…。一緒に居たい…。


「…そろそろ帰りたい。」 「もう少しだけ一緒に居てください。」 「うちの事したい。」 「…病み上がり。」 「もう治ったよ(汗)」

…つきさんの困り顔…。猫みたいだ(笑)

イタズラしたら、怒るかな?…解ってて…ちょっと。つきさんを抱きしめて…思わず…

「ここから…帰さない…。閉じ込める。」

それがヤバかった…!つきさん、震えて…怯えてしまった…。ジタバタ暴れて、俺から、逃げた。スマホを手に誰か…?

「もしもし…警察ですか?…助け」 ゲッ!警察に電話してる!!慌てて、つきさんのスマホを取り上げた!

「や?!返して!スマホ返して!!」

スマホを見ると…「青野 主任」 発信していた!

慌てて、スマホを切る。

「…つきさぁん…。」俺の低い声に…

ビクッ…と身体を震わせ…後ずさりするつきさん…。ジリジリと壁側に…つきさんを後ずさりさせ…トンッと壁を軽く叩いた…。それだけでも、怖かったのか…。震えていた…。思わず…抱きしめて…

「…ちょっと…調子に乗りすぎました♪もう少ししたら、帰っていいですよ…(笑)」

…涙目のつきさん…。と…

「スマホ返せ!」 渋々、スマホを返した。と。慌てて、鞄を手にすると…

「加藤主任嫌い!別れる!!」 え?!!


そう言って…俺のアパートを飛び出して行った!慌てて追うも、逃げ足が早いつきさん…。


やべぇ…完全に怒らせた(汗)


その後…つきさんに連絡したけど…電話にも出ず、メールも返って来なかった。自分がやった事が…如何につきさんを傷付けたか…反省しまくった。途方に暮れた…。


夜…冷蔵庫を開けると…プリンが入っていた。

つきさんが作った手作りの…プリン…。病み上がりで作って?…食えねぇよ…(泣)







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ