違う熱…
土曜日の朝…朝飯を作ってくれたつきさん。朝飯は、ベーコンエッグとトマトとチーズのサラダ。ベーコンとしめじと玉ねぎのコンソメスープ…。トースト…。デザートにオレンジ…。食べ終えて、風邪薬を飲んだつきさん。雨に降られ…風邪を引いた、つきさんは、まだ何処と無く顔色が悪い…。
「ご馳走様でした。美味かったです…。…食べたら…また休んで下さい…。洗い物しますから…。」
「…ありがとうございます。朔夜さん…。もう少ししたら、帰るね…。」 「…もう1泊していきませんか?」 「…帰って…掃除とかしないと…」 「病み上がりだから、無理しない下さい。それにまだ、つきさんの服、洗濯してません…。」
「…分かったよ。」
…帰したくない…。もう1日居たい…。食べ終えた、食器を片付けて…立ったまま…しばらくニュースを見ていた…つきさん。洗い物を済ませた俺…。
「…つきさん、ベットで休んでてください。」
「うん…。朔夜さん…」 「…なんですか?」
モジモジしてるつきさん…。…?なんだ?
「…一緒に寝たい(汗」 …え??
顔を真っ赤にして…。「…い…いいですよ…。」
「…ほんとに?」 「うん…。」
嬉しそうなつきさん。寝室のベットに行くと、つきさんの隣に俺も寝た。ぎゅぅ…と…抱きついてくるつきさん。
「…温かいなぁ…朔夜さん…。気持ちいい…。」
こ…こんなに密着されたら…我慢出来なくなる…!いや…病み上がりで無理は…。だけど…堪らず…
「…つき…さん…。」 「…?…なに?」
薬が効いてきたのか…眠そうなつきさん…。
「…キス…して…いい?」 「風邪うつると悪い…」
「…うつるなら、もううつってます。」 「…だ…?!」
つきさんが…断る前にキスした俺…。
「さ…く…ン…ふ…」 「もっと…。」 「!…ふ…ン…ゃ…」
慌ててクチビルを離そうとするつきさん…。逃がさない…。そのまま押し倒して…激しくキス…。
「い!?…」 「…つきさん…抱いていい?」
「…病み上がり…」 「…また熱出たら、看病します…。」 「…そんな…(汗)…あ、ちょっと!…ぁ…」
「…つきさんが悪い…。一緒に寝たいなんて言うから…。責任とって下さい…」 「…ゃ…。」
「…可愛い声…。つきちゃん…もっと聞きたい…。」 「…ん…。さくや…ダメ…。ぁ…やめ…!」
熱い…つきさんの身体…。風邪の熱じゃない…。別の熱…。
そのまま…つきさんを抱いた…。
「…違う…熱が出ましたね…。でも…治りましたよ♪」
…赤くなってるつきさん…。
「…寝る…」 「うん…」
そう言って…つきさんと俺は、もう一眠りした。




