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大勘違い

「…男の人同士??」 と、伊原さん。

「伊原さん、お兄ちゃんでしょ?」

その場が凍りついた…。

すると…

「うちは、おんなだよ(笑)衣織ちゃん(笑笑)」

伊原さんが爆笑した。は…初めてみた…。

「…伊原さんて女性だったんですか?!」

衣織に便乗して、豊川君が尋ねた!

「…そうだよ(笑)…ナニ?豊川さんもうちを男に見てたんか?」

「…ハイ…。」

「豊川ぁ!テメェ!」 「!!ご!ごめん!加藤君!」

「止めな!加藤主任!」と…声を荒らげた伊原さん!

豊川君に殴りかかろうとした加藤主任!その剣幕に驚く、衣織!慌てて、英が止めた!

「止めな。加藤君!」 「俺の彼女に(怒怒)」

と…焼き場から、離れ、加藤主任に近寄り

「落ち着け…。」 と、加藤主任にそっと触れた。

「…つきさん…。」 怒りで震える加藤主任。

「…衣織ちゃん、怯えてるじゃねーか(怒)…衣織ちゃんに謝れ(怒)…」

…な…なんか…マジで伊原さん…男みたいだ(汗)

低い声で、加藤主任を叱る伊原さん。


「…衣織ちゃん、ごめんね…。」加藤主任が衣織に謝った。 「…うん…(怯)」怯えながら、頷く衣織…。

…と…伊原さんが、衣織にそっと近寄り、しゃがんで目線を合わせて…。

「衣織ちゃん、うちはおんなだよ。だけど、うちだから良いけど、またうちと、似たような方を見たら、その人が自分から、言うまでは聞かないであげてな。」

「…うん。」 「約束な。」 「はい!」

「…いい子だね♪」

…屈託ない笑顔を見せた、衣織と伊原さん。

「…もっと食べる?マシュマロ?」

「焼きそば食べたい!」 「青野主任、焼きそば出来る?」 「出来ますよ♪」

「いいね!焼きそば食べたい!」 と、まきちゃん。

「私も!」 「俺も!」

みんなが焼きそばを食べたがった。

「じゃ、作るべ。」


焼き場に戻る伊原さん。うみが尋ねた。

「伊原さん、怒らないんですか?」 「怒る?なんで?」 「…だって」言葉に詰まるうみ…。すると伊原さん…。


「うちは、小さい頃から周りから、お兄ちゃんって言われてたから、気にしてない。ただ、それを気にする方もいるから…。あと、男同士とか…言ってたけど、恋愛は女も男も関係ない。好きにやりゃいいんだ。」

「…その事は、言わなかったですよね?」

「…ネットやってるなら、分かるか?或いは、学校なんかでコイバナなんかやるんかな?…そろそろ、”初まる歳”だから、学校で教えてるかもな…。」「?…何をです?」

俺も一緒に尋ねた。

「…月経とまぁ、赤ちゃんがどうやって出来るか。保健体育って言ってたな?確か…。今はどうかしゃねけど。」

「…月経…。」 焼きそばを作りながら、伊原さんは、話してくれた。

「早い子なら、小4辺りからか?来るの。後、恋愛に関しては、もう少し大人になれば解るから、あえて言わない。それだけだよ。…あ~美味そう♪♪」

「うみちゃん!つきちゃん!できたの?!」

「もう少しだよ♪衣織ちゃん♪」


俺の見た限り…まだ子供の衣織…。でも…衣織も…。










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