少しだけ…
つきさんが風呂から戻ってきた…。
「ただいま♪」 「おかえりなさい…。」
同じシャンプーの香り…。石鹸の…。
「スイカ食べる。」
そう言って、冷蔵庫から、残りのスイカを取り出した。そのまま、台所で立ち食い…。食べ終えると、パックを軽く洗って、流しに置いていた。
「冷たくて美味しい♪」
つきさん…肌がほんのり赤い…。…と…。
「…歯磨きして寝るか…。」
「あ、俺も歯磨きします。」
一緒に洗面所で、歯磨きをして…身体が少しだけ、ぶつかった…。
「ごめん。」 「大丈夫です…」
…このまま…。歯磨きが終わると、寝室へ向かう…。と…
「電気消すよ?」 「…つきさん…」
「?…ん?…どうし……?!…。」
「…少しだけ…。」 「……。」
思わず…抱きしめてしまった。シャンプーの香り…。と…
「……もう寝よ……?」 そっと…つきさんの身体を離すと…眠たいのか…何時ものつきさん…。
「…おやすみなさい…。」 「…おやすみ…」
そう言って、ベットに入った。俺が、バスタオルに頭を付けると…それを見て…電気を消したつきさん。
つきさんが準備してくれたバスタオル…。つきさんが使ってる柔軟剤の香り…。石鹸の香り…。
…ねれ…かな…。…。
朝、スマホのアラームで目が覚めた…。つきさんは、起きていた…。なんか…いい匂い…。
ベットから起きて、居間へと向かう…。
「おはようございます…。」 「おはよう。」
朝ご飯と…?弁当が…2つ…。
「…弁当作った。弁当箱は、後で返してな…。」
弁当のバック…紙袋…。俺は…また…つきさんに近寄り…ぎゅと抱きしめた。抵抗することも無く…そっと…抱きしめてくれた、つきさん…。そして
「…温かい…。朔夜さん…。」 「…つきさん…ありがとう。」 「…朝ごはん…もう少ししたら、出来るよ。」
「…はい…。」「…今度は、咲夜さんのアパートに遊びに行っていい?」 「いいですよ♪」 「楽しみだ♪」
今度は、俺のアパートにつきさんが遊びに来てくれる…。




