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別々…

先に風呂に入る俺…。つきさんにタオルとバスタオル…後、「旅行行く時に買ってた浴用タオル。柔らかいヤツだけど、使う?」 「あ、使います。」

「後、カミソリは?」 「大丈夫です。」 「歯ブラシ、100均のだけど、置いとくから。」 「ありがとうございます。」

な…なんか…ホテルみたいだ…。なんて思いながら、服を脱いで浴室へと入った。…つきさんの使ってるシャンプーは、ボタニカル系のシャンプーと…石鹸?だった。ボディソープ…じゃないんだ。そう思いながら、シャワーを浴びた。洗い終わると、湯船に浸かる…。アヒルが…(汗)こっちを見ていた。湯船の角っこにアヒル…。赤いクチバシが妙に…目立つ。風呂から上がり、ふと…。

”…今日…つきさんと…”…いや…まだ…抱きしめた事すら無いし…キスもって…。でも、もしかしたら…(汗)なんて思いながら、浴室から出た。新しいバスタオルで身体を拭いて、髪を乾かした。風呂から部屋へ戻ると、つきさんは、ニュースを見ていた。

「今年、梅雨入り早いな…。」

なんて言っていた…。と…。

「あ、おかえり…。風呂上がりにスイカ食う?」

「あ、食べます…。」 「…?…風呂…熱かったか?」

「?丁度良かったです。」 「顔赤いからさ…。」


さっきのがモロに…。と…つきさん、冷蔵庫へ向かうと…スイカを出した。…ん?…小皿に…塩?…しかも2つ??

「はい。食べ比べ…。」

スイカをテーブルに運びながら、俺に教えてくれた。

「こっちが、野菜を茹でる時に使ってる塩…で、こっちが今日買った塩…。」

俺は、最初の塩を少しだけ、手に取り舐めた。

「しょっぱい…。」 「スイカ食べて。」

言われた通りにする…。冷たくて美味い。

「しばらく待って…。」 「はい…。」

「口の中戻った?」 「はい…。」

「じゃ…次は、今日買った塩…。」

同じように舐めた…すると…

「しょっぱ…あれ?…後味が、違う…。なんか…甘い?」 「違うべ?」 「はい。スゲェ…こんな違うんだ。」

「…不思議だよね(笑)うちも入ってくるか。あ、ベットに寝てな?…布団は、あるんだ。以前、兄が心配だから、って1泊して行ったんだよ。シーツは、変えてあるから。枕は、ないから…どうすっかな?…あ、バスタオルでいいか?」

「はい。ありがとうございます。」

「じゃ、準備したら入るよ。」

そう言って、つきさんは、寝室に行き、クローゼットから、バスタオルを1枚取り出すと、枕にして、ベットに置いてくれた。

「スマホの充電は、今のうちにしてな。風呂入ってくる。」


そう言って…風呂へと行ったつきさん。


別々…か…。いや、これで良かったんだ。

順番を間違えたくない…。ちゃんと…したい。けど…耐えられっかな…?

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