表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
358/809

やるから出てけ…

何も話さないつきさん…。気になって仕方なかった。

「…教えて下さい…。隠し事イヤです。」

…しばらく黙っているつきさん…。すると…


「…うちがバツだって知ってるよな?…出してやったヤツの忘れもん。この前、クローゼット掃除したら、出てきた(汗)…捨てんのも勿体ないし…。」


…な…なんだ…(汗)


「…嫌じゃないか?」 「…?…」

「いくら新品でも(汗)前のヤツの忘れもん…。」

「…大丈夫です。隠し事された方が嫌でした。」

「…ごめんなさい…。」

…そう言えば、つきさんて…なんで離婚したんだ?

俺は、何となく…聞いてみた。

「つきさん。あの…なんで…離婚…したんですか?」

「…ちょい待って。風呂溜めてくる。」 「はい…。」

風呂を溜めに、部屋を出たつきさん。しばらくして、戻ってきた。


他人(ひと)の金でギャンブル。借金。返せなくて、泣きついてきた。だから、うちが借金返した。で、その足で市役所行って、離婚届出して…。今度は離婚したくないって…泣きついてきた。だから…20万やっから出てけ!って言ってここを出してやった。」


す…スゴ…。金やるからって…。別れ…。


「後は、弁護士に全て任せて…やっと終わったんだ…。弁護士さんに…金は要らないから、二度とオレの前に姿見せんなって、伝えて欲しいって言ったら、弁護士のお姉さんびっくりしてた(笑)」


…つきさん…破天荒すぎやしませんか…(汗)


「だいたい…食費も入れず、家賃も払わず、仕事はやってたけど、ギャンブルで使うし。追い出して正解だったよ。慰謝料で20万返して貰ったよ。」

「よ…良かった…。お金返して貰ったんですね…。」

「…元は居候。荷物も全部処分したんだけど、それだけ残ってたんだ。新品だし…捨てんのもなんかね(汗)…履くの嫌なら捨てていいから。」

「…止めときます。なんか…呪われそうです(汗)」

「…だよな…(汗)」

と…言うわけで…下着は、明日、仕事行く前に交換していくことにし、この新しい下着は、封印する事に…。

~♪~

「風呂、溜まった。先にどうぞ。」

「あ、はい…。行ってきます。」

「タオルとバスタオル、あるから。待って。こっちはうちの。新品だから(笑)」

そう言って、寝室へと向かった。新しいバスタオルとタオルを俺に貸してくれたつきさん。


「今度はちゃんと持ってきてな(笑)」


…また…泊まりに来ていいんだ…。嬉しくて仕方なかった…。








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ