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泊まりたい

つきさんのアパートで、夕飯を食べた。

タケノコの煮物に、きゅうりとトマトとアスパラとササミのサラダ。メロを焼いてくれた。豆腐とバラ海苔の味噌汁…。


つきさんは、荷物を整理し終わってすぐに、手洗いとうがいを済ませた後、すぐに米を研いだ。

「30分から1時間位置くから、煮物作る…。適当に…」 「見てます…。」 「…(汗)…」


つきさんの手料理は、あのアスパラの串揚げを食べた事はあるけど…ちゃんとした料理は初めてだった。手際よく作っていく…つきさん。

「…今何時?」 「6時20分です。」 「吸水から、30分か…。もう少し…。」

吸水?…なんて思いながら、今度は和え物を作っていた。レモン汁…塩と胡椒に…オリーブオイル…軽く混ぜて…。「これは、好みで…。」

「6時半になった?」 「はい…。」

戸棚から、土鍋を取り出し、土鍋にボールに入った米を移した。

「…土鍋飯にする…。」 「土鍋?!」 「…うん。」

…つきさん…凄い(汗)

味噌汁を作る…。

手際よく進めていく…つきさん。

「…沸騰してきたな…うん…。弱火で15分…。」

軽く蓋を開け…ブクブクと土鍋から音が…。と…

「メロ焼くから、テーブル拭いて?」 「はい…」

「このシート使って。」

手渡されたテーブル用除菌シート…。前来た時は炬燵だったのに、テーブルになっていた。丸いテーブル拭いて…。シートを台所のゴミ箱に…と…。

「…前、酔って帰ってきて、部屋で転んで角っこに、頭?おでこ?ぶつけた…(汗)…だから、丸い炬燵にした。」

「…どんだけ飲んだんです?」

「…あの瓶1本…。」 台所の片隅に置いてある、空瓶を指差した、つきさん…「…720…。」 「日本酒ですよね?」 「…うん。」 「…後、ウイスキー水割り2杯。」 「…飲みすぎです。」 「すみません(汗)…あ、そろそろかな?」

土鍋を開けて確認する…。

「…炊けたな…。魚も…焼けた。…これ、テーブルに持って行って。後、茶碗としゃもじ。」

鍋敷きとご飯茶碗としゃもじ…。テーブルにセットした。

「煮物と、和え物。」 「はい…。」

受け取り、並べる…。

「魚…メロ♪」 嬉しそうなつきさん。

「後、味噌汁。あ、バラ海苔持っていって。好みで入れて。」

買ったばかりのバラ海苔も出した。…なんか…スゲェ美味そう…。と…

「土鍋。箸は割り箸な。」 「はい…。」 「後は、水と取り皿。」

夕飯が揃い、席に着く、俺たち。

「いただきます」 「いただきます♪」

…土鍋ご飯…美味い…。

タケノコの煮物も…思わず…

「美味しいです…。このまま…泊まりたい…。」

…あ…。すると…

「……ベット空いてるからいいよ?…明日仕事だけどな(汗)」

…赤くなりながら…ご飯を食べるつきさん。


付き合って…まだ…そんなに経ってない…だけど、側に居たい…。


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