こん…でる?
6月8日…。指輪を受け取りにジュエリーショップに行く…。相変わらず、ショッピングビルは混んでいて、屋上駐車場に車を停めた。エスカレーターで2階へと向かう。日曜日で更に人混みが…。ジュエリーショップは…こん…でる?ジュエリーショップ内でしばらく待っていると…。
「お待たせ致しました。河本様…。」
担当の春田さんが、声をかけてくれた。
「おはようございます。河本様。」
1番奥のテーブル席に通された。
「こちらのお品物になります。ご確認をお願い致します。」
白いケースに入った…マリッジリング…。そっとフタを開けるうみ…。
…プラチナ……。
「…素敵…。あの…つけて…」 「ぜひ…。もし、大きかったり、小さかったりしたら、サイズを変更させて頂きます。」
指輪を手にする…うみ…。そっと、指輪をつけ…。
「…ピッタリです。」
今度は、俺の指輪…。…ピッタリだった。緩くもなく…キツくもない。
「…ピッタリです。」
「畏まりました。…つけて帰られますか?」
「うみ…どうする?」……「…お式で…。」
指輪の交換まで…待っていると…うみ。
「畏まりました。では、1度、ケースにお戻し頂いて…。こちらのバックにお入れします。」
…シンプルな白いバック…。
「…それでは、お会計を…」
…アプリ会員割が利いて…34万7千…。正直…割引き利いてもこの…値段(汗)…。支払いを済ませ…。指輪を受け取る…。そして…
「こちら領収書と保証書になります。後…受け取り書にサインを…。」
小さめの封筒と共に渡された保証書…。受け取りにサインを記入し…。
「ありがとうございました。…末永くお幸せに…。」
と…春田さん…。
「ありがとうございます♪」「ありがとうございます…。」
…指輪を受け取り、ジュエリーショップを後にした。と…うみ…。
「今日は…混んでましたね…。6月…だから?」
6月…ジューンブライド…。
帰り…あの骨董屋の前とラーメン屋の前を通った。骨董屋は、辞めていて…ラーメン屋は、移店していた。
「…ヒヨコカフェに行こうか?」 「はい…。」
ヒヨコカフェに着くと…混んでいた。車を降りて、しばらく、列に並ぶと…小さな花壇が目に付いた。他の花に混ざって…白い小さな花。…?…あの…花は?と…うみに尋ねた…。
「…シロツメクサですね…。」
…思い出した。小さい頃に、同級生の女子達が、花のカンムリを作っていた事を…。




