衣装選び
6月7日…。土曜日 朝10時。式場に衣織ちゃん達が来てくれた。今日は、招待状が出来て、衣装選びの日…。
「おはようございます。お母さん、お父さん、衣織ちゃん。」
「おはよう!うみちゃん!」
「おはよう。海さん。」 「おはよう。」
雷斗さんと2人で挨拶をした。プランナーの東雲さんと共にある部屋に向かう…。ここは?
「ここが衣装室になります。高崎さん。河本様です。お願いします。」
ドレスの手入れをしていた、高崎さんに声をかけた東雲さん。…そっと、私たちに歩み寄り…挨拶をした。
「衣装室担当の、高崎です。よろしくお願いします。この度は、誠におめでとうございます。では、早速ですが、新郎様から。」
雷斗さんからの衣装選び…。雷斗さん…迷ってる。と…高崎さん…
「…こちらなど…いかがでしょうか?」
黒のタキシード…。試着してみる雷斗さん。
「…どう…かな?…。」 「似合う!雷斗!」
「うん。いいな。」 「雷斗くん似合う!」
は?雷斗…くん?? いきなり、衣織が俺の名前を…しかも、くんって言った?…?…あれ?うみは??…?…
「…雷斗さん…かっこいい…」
…な…ど…どうした??…うみ…? 俺を…?
と…高崎さん
「…違う姿ですからね♪」
…え?…あ…頬が赤くなってるうみ…。見惚れたらしい
次はシルバーグレーのタキシード…こっちも…素敵…。
「シルバーも似合うわね!」 「…あぁ…」
「雷斗くん、かっこいい!」
「…素敵…。」
うみ…また…。と…高崎さん。
「あとは、和装になります…。」
和装を試着…みんなに見せた…。
「なんか…違うわね」 「ないな。」 「…雷斗くん似合わない。」
ボロクソに言われた俺。…うみは…
「…笑…」
笑ってる(汗)…。と…高崎さん。衣織の元に近寄り…
「次は、アナタね。おなまえを教えて下さい。」
と…衣織に目線を合わせて、尋ねた。
「河本衣織です。」
「衣織ちゃんね…。衣織ちゃん、自分で選んでみる?」 「いいの?」
「えぇ。」 ニッコリ笑って、衣織の手を引いて、子供用のドレスの場所に連れて行ってくれた。先に衣織?…うみは??…と…東雲さん。
「奥様は、大トリ…だから最後です♪」
あ、なるほど…。
「!これがいい!」 「これ?…着てみようか?」
「うん!」
衣織が試着中に…うみは、ドレスを見ていた…。
「…素敵…。」
と…「出来ました。」 と高崎さん。
真っ白な、ドレス…背中のリボンが可愛いドレスだった。
「「カワイイ!!衣織ちゃん!可愛い衣織!!」」
うみ…母さん、父さんまで…(汗)
と…いよいよ…。
「…お待たせ致しました。では、新婦様…。こちらへ…。」
次は…うみの…ドレスを選ぶ…。




