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顔合わせ

木曜日…。俺とうみは、俺の実家へと来ていた。平日の夕方…。めちゃくちゃ…緊張していた俺…。うみも緊張していた。前の日、電話で…


「店を予約…」

「家に連れて来なさい。衣織達も来るから。」

「……わかったよ。」


「久しぶりね。海さん。」 「初めてまして、海さん。」

「うみ…母さんは、分かるよね?…父の茂です。」

「はい…。初めまして…。海です。よろしくお願いします。」

「…よろしく。海さん。」

優しい眼差しと口調で挨拶をする親父…と。


「うみちゃん!久しぶり!」

衣織が、吹っ飛んできた。


「ただいま。父さん、母さん。」

「こんばんは。」

兄と…沙織さん…。…ヤバい…。汗がとまら…


「パパ!ママ!うみちゃんだよ!」


…?…パパ??


「初めまして。雷斗の兄、柊斗です。」 「妻の沙織です。」

「…初めまして…海です。よろしくお願いします。」


「うみちゃん♪夏に行った旅行、楽しかった!絵日記に書いて、先生に出したら、ハナマルもらったよ!…ありがとう!」

「良かったね!衣織ちゃん。」

「また行きたい!パパ、ママ、いいでしょ?」

「…いいよ。」 「…海さん…ご迷惑じゃ??」

「俺も、もちろんいいよ。」 「ご迷惑じゃありません。私もまた行きたいです。」

「やった!ありがとう!うみちゃん♪」

「…本当にありがとうございます…。」

嬉しそうな、衣織と沙織さん。

「さてと…そろそろ…。あ、来たわね。」

「こんばんは!寿司屋です!」

え?寿司??

「母さんが寿司を注文したんだよ。せっかくだからって。特上寿司…。」

マジで??誕生日でさえ、普通の飯だったのに(汗)

「かなり嬉しいみたい。お義母さん。料理も張り切ってた。」

沙織さん…なんか疲れてないか??

「毎日…雷斗のタキシード…海さんの花嫁姿…ボソボソと…(汗)…ちょっと、手伝って来ます。」

「あ、私も。」 「海は、ここに。」 「…分かりました。」

「海さん…妻から聞いています。…今度は、私たちが両親ですから、困った事があったら、何時でも頼ってください。…雷斗の事、よろしくお願いします。」

父さん…。!…うみ…泣いてる…。

「…ありがとうございます…。」


「さぁ、お寿司が届いたわよ。後…煮物と…ポテサラね。柊斗と雷斗の好物。」


ポテサラ…雷斗さんの好物だったんだ…。初めて知った。

「…柊斗も雷斗も、ポテサラ好きで、沢山作っても、すぐに無くなって、取り合いしてね…。その度に雷落としたわァ…。」

「…そうだったんですか(笑)…雷斗さん?」

「…うん…。でも…うみの料理は、なんでも食べるよ。独活と春菊以外なら。」


「…雷斗…本当に変わったわね。」 「…あぁ…。」

母さん、父さん…。

「さっ、みんな揃ったし…頂きましょうか♪」

「いただきます♪…おばあちゃん、美味しい♪」

衣織…ポテサラ…好きなんだな…。


「海さん、これからも雷斗をよろしくね。」

「はい…あ、そうだ。ね、雷斗さん。」

「ん…?あ、そうだ。みんなに…。」


「衣装選びに母さん達来ませんか?」

「後…式は2人で挙げますが…兄さん、沙織さん…披露宴に出席して欲しいんです…。それと…衣織にベールガールをお願いしたいんです。」


それを聞いたみんなは…?!…


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