彼氏?
土曜日…。ゲストの人数が決まった。30名…。
今日は、打ち合わせの後に、伊原さんの入院している病院へと向かう。打ち合わせを終わらせ、一旦、加藤主任のアパートへと向かう。アパートから出てきた加藤主任。紙袋を手にしていた。…?…。
「お見舞い…です…。何がいいか分からずに…買いました。」
…うみが見せてもらった。「カワイイ♡」
俺も中を… 「見ないでください(怒)」 と…加藤主任(汗)
へこみながら、運転する俺…。病院までは、30分…。その間に加藤主任に、伊原さんの事を尋ねた。連絡してみたかと…。すると、加藤主任。
「…カットスイカは、食べたと思います。」
??カットスイカ??
「あ、パックのスイカですか?」 と…うみ。
「そうです。伊原さんに届けて、食べさせました。」
…食べさた??…
「伊原さん、自分でパック開けられなかったんです。薬も飲ませました…。」
「…食べさせたって…部屋に入ったの?カギは?」 「…開いてました…。」 「…危なくないか?何かあったら(汗)」 「…だけど…開いてなかったら…」 「…確かに…(汗)」 そんな話をしながら、病院を目指す…。病院が見えてきた。院内に入り…門番が…居なかった。2階のナースステーションに声をかけた。
「伊原つきさんに面会です…。211…分かりました。ありがとうございます。」
病室へと向かう。
211…ここか…。扉をノックし…返事がない?…そっと、扉を開けた。
「伊原さん…こんにち…??!」
加藤主任が固まった…。加藤主任の目線を…って……え??…伊原さん?
そこには、伊原さんと似たもう1人の伊原さん??…びっくりして、挨拶も忘れてると
「…どちら様ですか?」 声は男性?!
「あ…すみません。私、伊原さんの職場の…河本と申します。あの…お見舞いに…。」「あ…加藤と申します…(汗)」
「青野と申します。」
「…わざわざすみません。つき…河本さんと加藤さん、青野さん来てくださったよ?…起きられる?」「…うん…。」
「…つきさん…大丈夫ですか?」 「今は点滴が効いてますので大丈夫です。」 ゆっくりと身体を起こす伊原さん…。髪がすごい事に(汗)
「手入れが出来ずに…爆発してます(汗)」
「この前より話せる様になりましたね。」 と加藤主任。と…
「…加藤さん…。先程、つきから話を…ありがとうございました。スイカ等の差し入れをしてくださって。つきが寝込んだ、次の日、用があって、つきのアパートに行ったら、トイレ近くの廊下に倒れていたんです…。で…慌てて、ここに連れて来ました。扁桃腺炎が悪化して…熱が下がらずにいたんです。薬もあまり効かなかった様で…あ、申し遅れました。つきの兄で、ひなたです。」
伊原さんの兄貴…。違うのは、声だけで、見た目もそっくり…(汗)
「…双子です。二卵性の。」
とつきさん…。一卵性なら分かるけど…二卵性で…?
「…つきさん…これ、お見舞いです…(汗)」
加藤主任が紙袋を手渡した。つきさん、中を見て…取り出した。真っ白な猫のぬいぐるみ…。すると…つきさん。
「…カワイイ…♡…ありがとうございます♪加藤主任…♪」
…こ…こんな…加藤主任がこんなカワイイぬいぐるみ(汗)……。
と…ひなたさん。
「…つきの彼氏??加藤さんって?」
…固まるつきさんと加藤主任…(汗)




