春雷
まさか…雷斗さんのお母様が…私が小学生の時の担任の先生だったなんて…(汗)…。河本雷千香先生。通称…いちころ…(汗)…。何故知ってるかと言うと…伊原さんだけが、あだ名を付けてたのでは、無いから。3年生の生徒達が…イチコロ、イチコロって呼ばわり(汗)しかも…凄く恐い先生。まだ…平成になったばかりの頃だから、今みたいな感じじゃなかった。…普通に、お説教にゲンコツはあった(汗)…雷斗さん…完全に…(汗) 皆を送った後で…雷斗さんに尋ねた。
「雷斗さん…どうして、雷という字を名前に付けたんですか?」 すると雷斗さん。
「俺か生まれたのが3月。で…雷が鳴ってた。春雷から来ているんだ。母さんは4月生まれ。」
「…春雷?」
「うん…。後…悪い者から、弱い他人を護れる…強い子になって欲しいって…付けたらしい。」
…確かに…雷斗さんて…。私や加藤主任を護ってくれた…。と…。雷斗さん
「…うみ…。式場とかは、来週の土曜日に行こう。さすがに…疲れたよ(汗)」
「…はい。」 「…うみを抱きしめて…寝たい…。」
…寝るだけはで済まない(汗)と思った。
雷斗さんのアパートに着くと、フラフラと部屋に戻る雷斗さん…。部屋着に着替え…
「…うみ…きて?……温かい…。今日、肌寒かったから、うみ温かくていい…。」
本当に…疲れていた雷斗さん。…。私も一緒に眠った……
目が覚めると…夜の7時近かった。…明日も休みだから、良かった。
「起きた?…うみ…。今日、このまま…泊まっていって。…もう少しだけ…」
そう…話して…また私を抱きしめ…眠った。
「…ネコ…みたい…。温かい♪…実家で…昔…猫かってた。…家出して…居なくなったけど。」
そう言って、私の背中を撫でていた。
夜ご飯も…食べず…ただ…雷斗さんと2人…静かな土曜日の夜…。もう少ししたら…。それまでは、まだ…彼氏・彼女の関係…。今度は…夫婦として…雷斗さんを支えていけるように…。雷斗さんの温もりと…寝顔を見ながら…雷斗さんに
「雷斗さんを…支えていきます…だから…ずっと傍に居てください。愛してます…。」
そう…心の中で…伝えた…。




