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楢下峠

上形市方面繋がる楢下峠。陽高市から、約1時間…。山々を見ながら、カーブの多い峠道を進んで行く…。

「…曇ってるが…新緑がいいな。…もう少ししたら、ドラゴン・アイも見れるかな?」

「何ですか?ドラゴン・アイって?」

「蔵王のお釜。有名処は、確か…岩手の…」

などと話しながら、こんにゃく屋さんへと向かう…。途中、短いトンネルを抜けた。すると…

”上形市”…標識が出ていた。この辺りに来たのは初めての私たち。伊原さん、物知り…。なんて思いながら、景色を見渡していた…。民家がチラホラ見えて…あ、なんか凄い建物がある。

「案内を終了します…。」

カーナビが案内を…ここ?

「こんにゃく番所。ここの刺し身こんにゃくとか、佃煮、田楽、美味い!…」

と伊原さん。大きな門構えの両脇に大きな提灯。そこを抜けると…長い通路になっていた。右手には、庭園が…。こんな素敵なお店があったなんて…知らなかった。


《楢下峠》

パスタ屋出て、俺たちは、こんにゃく番所に来ていた。宮城出身の俺には、何もかもが初めての場所。…いいな…。今度…伊原さんと2人きりでこの辺りに泊まりに来ても。陽高市にも上形市も、温泉があるから…デートして、1泊…なんなら…俺の地元でも…って…(汗)…まだコクハクすらまだ…?なのに…(汗)…あの時は、酔った勢いで…つい…言ったが…シラフでちゃんと伝えたい…。伊原さん…楽しそう…。普段は、自然しか興味無いと思っていたけど…なんだか新鮮だった。店の中に入ると、山のような、こんにゃく製品。…その場で購入し、食べる事も出来た。観光客が多く、土産を買っていた。伊原さんのお目当ては、この、こんにゃく田楽とみたらし風こんにゃく。…俺達も同じのを注文した。店内にある、囲炉裏を囲っている、席で食べる。甘めの味噌。お茶がよくあった。…なんか…ちょっと懐かしい感じがする。…と…河本


「…なんか…いいな。落ち着く。」 「雷斗さんもですか?私もです。」 「俺もです。」

「…気に入ってくれたから、良かったよ…。」

と…伊原さん。しばらく、ゆっくりしていた。

「玉こん食う…。」 「…伊原さん、よく食べますね?」 と俺…。すると…伊原さん。


「…やっと…食えるようになった(笑)…」


その嬉しそうな笑顔は…ハンソクだ…



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