物件
うみが作った夕飯を食べながら…梶原室長に紹介された、物件の話をした。1つは戸建てのアパートで、家賃は8万。敷礼別…。もう1つは、建売りで…約3000万…(汗)…。うみは、「私は戸建てのアパートで…良いです。」 「…無理してない?」 「…お家…ローン大変そうですし(汗)」 「…確かに…(汗)」
…現実的な話…。ただ、やっぱり…普通の…家が欲しい…。まっ明日、行ってみて…いい物件なら…。その夜…うみをアパートに送ると、伊原さんの車があった。朝から出かけていた、伊原さん…。プライベートの事はあまり話さない…。俺たちが聞けば話す…そんな感じで、自分からは、あまり話さない。謎?と言えば…謎の女性 そんな事を思いながら…アパートへと帰る。部屋に戻ると…やっぱり、寂しいな。ネットで結婚式場など…検索…。しばらくネットで検索していると…スマホがなった…。誰だ?…?!…か…母さん…からだ…(汗)
…恐る恐る…電話に出る…。
「はい…。」
「あ、雷斗?…今大丈夫?」
「あぁ…どうし…」 そこまで言いかけた途端…
「聞いたわよ?…結婚決めたって…。奥さんになる方…連れてきなさい?…いいわね?…明日でもいいから!」
「明日…は…無理…です(汗)…次の土曜日に連れて行きます(汗)」
「…分かりました…。」
「はい…(汗)」 「それじゃ…また。」
…マジで…ヤベェ…(汗)…あの人…ヤバかったんだよな…。
一気に現実に戻された俺…。うみ…母さん大丈夫かな…?
そんな事を思いながら、その日は終わった。
次の日の朝…。うみを迎えにアパートへと向かう。…昨日の電話の後…あんま眠れなかった。後1週間あるんだが…。今から緊張している俺…。
うみのアパートに着くと、伊原さんが車へと何かを取りに来ていた。窓を開け、挨拶をする。
「…おはようございます。」 「おはようございます…。はえな?…どっか行くん?」 「…買い出しです。」 「気ぃつけて…。んじゃ…。」 伊原さんの手には、CD…。随分と派手な人達…。DR…?とか書いてあった…。あ、うみが出て…?…伊原さんと何か話してる?…。…伊原さんに軽く頭を下げ…こっちへと向かってくるうみ…。…「おはようございます。雷斗さん。」 「おはよう。うみ。行こうか?」 「はい…」
不動産に向かう…。車で約15分…。陽高市内にある不動産。駐車場に車を停め、中へ…。女性の方が1人と男性の方が1名。カウンターの女性の方に、梶原明夫さんの紹介だと伝えると…
「松本さん。梶原明夫さんからの…」
「あちらの席に…」
…?…俺とうみは、窓側の席へと通された…。
「少々お待ち下さい。…コーヒーかお茶…」
「コーヒーで。」 「同じので…。」
…しばらく待って居ると…。
「お待たせ致しました。…担当させて頂きます。松本です。」
「よろしくお願いします。」
「梶原さんからの紹介という事ですね。」
「はい…。」
「…戸建てのアパートと建て売り…こちらなんか…」
「…?…月々5、6万のローン??」
「内見に…」
…そんな…物件あるのか?




