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酔ったのは…

酒を手にして…席に着く伊原さんは、相変わらず胡座だった。だが…ほんのりと頬を染めていた伊原さん…。これで3杯目…。加藤主任もビール3杯目…。「…加藤主任、飲みすぎ。ヤメとき!…」 と伊原さん…。「大丈夫です♪そんなに酔ってません♪」 …加藤主任…上機嫌だが…大丈夫か?…と…伊原さんが、ちょっと…目を話したスキに…「…ちょっとだけ…飲みたいです!」 …は…? あ!それ!…。

「…ん?…あ、うちの!」 …伊原さんの(ひや)…飲んだ加藤主任…。そして…「…!!ゴホッ?!ゲホッ!」

…(汗)……びっくりして…うみ…引いてる(汗)…伊原さんも、びっくり…して…?…ない??

「…バカだなぁ…イキナリ…イッキにやったら…ノドやるのに(汗)…この酒、超辛口だから…。(汗)」 …で…案の定…潰れた加藤主任(汗)

「…やっぱり、飲ませなきゃ良かった(汗)…この前の二次会も…こんな感じだったんだよな…。あの時は、まだ良かったけど…今日のはヤバい(汗)…」


後悔してるのか、呆れてるのか…分からない…複雑な表情を見せる伊原さん。加藤主任を、寝かせる、伊原さん…。

「大丈夫が?!…加藤主任…代行呼ぶよ!!」

伊原さんが、軽く肩辺りをトントンと叩きながら、声をかけた。…かろうじて…目を開け、頷く加藤主任…。…。これ…ヤバい…と思った瞬間…


「…つき…さん…スキ…です…つき…あって…」


…?…いま…な、んて…??…スキって…?!


《酔ってたのは…》

興味本位で、伊原さんの日本酒を、イッキ飲みした加藤主任…。私たちも聞こえるくらいの声で…


「…つき…さん…スキ…です…つき…あって…」


…ウソ…(汗)…。こ…ここで…コクハクしてる…!?…い…伊原さん…。びっくり…し…てない…?

じっと…加藤主任の目を見てる?


「…ヘタしたら、急性アル中だった(汗)…反応があるから、まずは…大丈夫…かな??」


伊原さん…まるで…けいちゃんみたい(汗)たくさん、お酒飲んでたのに…。と…。「代行です。伊原…あ、つきちゃん?…久しぶり!」

「槻村さん…今晩は。ごめん。実は…(汗)」…伊原さんが今の状況を説明した。すると…代行屋さんが…


「…つきちゃん、この方のアパート分かる?」 「わかんない(汗)」 「一緒の方は?」 「分かります。」 「なら、つきちゃん、この方を送って、その後で、つきちゃんは、タクシーで帰んな。」 「…分かりました。そうします。」 「車の鍵…ある?」


加藤主任の上着のポケットを触る伊原さん。「…これかな?」 「そう。車は?」 「向かい側。」 「準備出来たら呼ぶね。」 そう伝えて代行屋さんは、出ていった…。「…会計…。」 あ、忘れてた。私は、伝票を手にして、レジに向かい、店員さんに会計をお願いした。席に戻ると…静かに…加藤主任を見つめる伊原さん。その表情は、何処か…?



「…コクハクするなら……(笑)」


そう…呟いていた伊原さん…。














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