ようこそ!
「急な異動で…申し訳ありませんが…」 そう…業務課の職員に頭を下げた。…朝…出勤した私は、業務課に入れずにいた時…
「おはよう…。青野主任。ちょっといいかな?」
「おはよう…ございます…。施設長…。近衛部長…」
優しい口調の施設長…。私を連れて1階総合ステーションへと連れてきた…。
「おはようございます。…梶原室長…。…青野主任をよろしくお願いします…。」
梶原室長…「…大変でしたね。…知っています…。とにかく…ここに居て下さい。」 …知って…いるって…!?…。嘘?!…頭が真っ白な私…
「…海さん!…気をたしかに!!…池澤施設長が、ここで、青野主任に仕事させてくれと…。」
「…あ…あの…。私…。その…」
「…福山課長から、海さんにです…。これをやって欲しいんです…。」
「…?…これって業務課の書類?」
「…そうです。…引き続きサポートして下さい。」
「はい。…分かりました…。」
「…海さん…事情を知っている職員は、根岸さんと安部川さんが知っています…。もし…困ったことがあったら、相談して下さい。…ようこそ!1階総合ステーションへ!」
4月13日…私は、1階総合ステーションへと異動した…。その頃…PC科では…。
「…分かりました…。よろしく…お願いします。」
「河本主任、加藤主任…本当にありがとうござました…。…後…星野主任が戻られます…。」
「…星野主任?」
「星野主任は急病にて、今まで休んでましたが…明日から、勤務して頂きます。お子さんの関係で、時間勤務になりますで、よろしくお願いします。時間は9時から15時までです…。」
「…分かりました…。」
休憩中の俺たちに…近衛部長から、星野主任が戻り…海が業務課から、1階総合ステーションへ異動した事を知らされた…。あの…業務課に居るよりは…いいだろう…。近衛部長が、休憩室を出た後…。
「…星野主任か…懐かしいな…。」
と加藤主任が呟いた。…そして…
「…河本主任…ありがとうございます。俺…舞ともう一度…会って…話して…ケジメ付けてきます…。」
そう…俺に頭を下げた…。
「…頑張れ!応援してるよ!…あ、そうだ。今日夜桜を見に行くんだけど…加藤主任も行かないか?」
「…行きます!あ、伊原さん誘って良いですか?」
「もちろん…いいよ。」
…4月14日…俺が居る前の…元のPC科に戻る…。




