無いのか…
1本桜を見た後…雷斗さんが「…川の港に行こうか?」 「川の港?」ここから、30分位の道の駅。雷斗さんが連れて行ってくれた。「ここだよ。」
「広いですね。」 「最近出来たんだ。」 「馬のかみしめソフト…食う…。」 「…馬のかみしめ?」 「枝豆」…眠気全開の伊原さん…(汗)目が…(汗)…「河本主任の運転…さらに眠くなる…(汗)」 「…伊原さん、ソフトクリーム食べたら、少し寝て良いですよ?着いたら起こします。」 と雷斗さん。「…ありがとうございます。」 道の駅に店内…。この時期は、いちごや山菜なんかを売っていた。こごみ…タラの芽…ウコギ?…ふきのとうに…?ウルイ?…。ウドもある。…
「こごみ…ふきのとう、うこぎ、は天然物。タラの芽、ウド、ウルイは、…栽培モノ…天然のウドは緑。味も違う…キドミが違う。ウルイも天然は味が違う…。もう少ししたら、地物のタラの芽やコシアブラ、ウドにわらびなんかも出てくる。」 「雷斗さん…ウド嫌いだって言ってました。」 「なら、春菊とか、アレもダメかな?」 「?アレって」 「セロリ」
…「セロリ?」 「うち、セロリ苦手…(汗)」 「雷斗さんセロリ好きです。」 などと話しながら、食堂へと向かう…。と!…「わっ?」 と加藤主任と私…。「黒獅子だ。」と…雷斗さん 伊原さん…。
真っ黒な御獅子様…。…目が…怖い(汗)…と…「食券買うか…。」 …食券機を見て、伊原さん…「売り切れ…無いのか…。」 伊原さんヘコんでる(汗)
《無いのか…》
…伊原さん…。なんか…ヘコんで??食券機を見ると…かみしめソフトに赤いバツ…(汗)…食いたかったんだな…。と…「…普通のソフトクリーム…カップでいいか…。」 …食券を買い、カウンターの店員に食券を出した。カップのソフトクリームを手にし、食堂内にある、窓側の席に向かう。…「…梅花藻…見えるかな?」 「梅花藻?」 「…水草。そこの水路に自生してる。ココらは、水が綺麗だから。」と伊原さん。目の前って…側溝だけど?…。
ソフトクリームを食べ終えた後、その…梅花藻を見に行く。…「…この…水草が?…バイカモ??」
側溝に…藻が…しかも…長いしデカい(汗)…「まだ…咲いてないな…。やっぱり早いか。5月か6月…。」
ブツクサ言ってる…。…。「伊原さん…自然が好きなんですね?」 と青野主任…すると…
「好き。助けてもらった…植物たちに…。」
…伊原さんの顔を見ると…いつもの…眠そうな顔…それでも…とても…穏やかな顔をしていた…。




