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時間差

旧金小公民館を後にした後…北へ向かう…。かなりカーブが多い道をひたすら…と…突然…T字路が…。え?…左に曲がると小鷹町…右に曲がると上形市に出るんだ…。

「ここだ。」……はっとする私…。古い…古民家??

「…ここ…縁や…。1時でこの人の山か…。」 ここ…聞いた事ある…人気のお蕎麦屋さんだ…。車から降りて、お店へと向かう。「いらっしゃいませー。」

お店に入ると…玄関があり、玄関を上がると、会計するレジ…。その右手に…お座敷…沢山のお客さん。広いお座敷の…入り口…右側の窓側の席に、座った私達…。って…伊原さん…胡座?

「…正座出来ないんだ。膝が固まって立てなくなる。」…(汗)…。店員さんがお水とお手ふきを持ってきてくれた。「決まりましたら、お声をかけて下さい。」 お品書きを見てみる。

「うちは、相盛りと山菜の天ぷら。」 「…俺も同じのにします。」 「俺は、板そばと天ぷら」 「私は…盛り蕎麦と山菜の天ぷらにします。」 店員さんに声に声をかけ、注文した。「相盛り2つの山菜の天ぷら3つ…板と天ぷらで…畏まりました。少々お待ちください。」 店員さんが席を離れ、加藤主任が質問した。「相盛りって…何ですか?」

「2種類の蕎麦が盛られてる。此処は、十割とうどん。場所によっては…」 「失礼します。お通しです」

「…こごみか…。もう出たのか…。」 そう呟く伊原さん。皆でお通しを食べた。加藤主任…「…癖がな…?どこか??なんて言うんだ?」 「青臭いが?後、少し土の香り…」 「あ、そんな感じです…。」 私も尋ねた…「…山菜…詳しいんですか?」 「ふきのとう、ここみ、わらび、コシアブラ、アサツキは判る。」 「…キノコは?」 と…雷斗さん…「…キノコは、取らない。あれは、素人が手 出したらダメ。」 などと話していると…。「板のお客様?」

雷斗さんの板そばが先に着いて…次に、盛り蕎麦…相盛りと続いた。そして、「山菜の天ぷらと…天ぷらです。以上でよろしでしょうか?…ごゆっくりどうぞ。」

「…久々だ…。頂きます…。…やっぱり美味い。ここ…冬は鴨蕎麦が美味い。」 「…冬も来た事あるんですか?」

「うん…。…ここだけ、春が遅い。だから、ふきのとうもまだ小さい。桜も4月の末に見頃を迎える…。ゆっくり…進むこの…感じが好き。」

伊原さんは…時間に追われているのか…この時間差に癒されているのかな?

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