暮らそう?
泣き震えながら、私に土下座しながら謝っている城島さん…。
「…事が…事ですので…被害届を出させて貰います。ただ、施設長に全てをお任せします。…。私は、これ以上…。」
もう言葉が出なかった…。と…施設長。
「業務は終わってますが…私や近衛部長達の業務を妨害、そして…暴行未遂で被害届を出させて頂きます…。城島さんは、しばらく自宅謹慎。今から、警察を呼びます。」
そう話して…その場を立ち去ろうとした、施設長。泣き崩れている…美香さん。
「…もう…お引き取りください…。」
加藤主任が、美香さんを連れて、会議室へと向かって業務課を出ていった。
雷斗さんが…私を抱きしめた…。
「また…護れなかった…。」
「雷斗さん…私の不注意です…。だから、そんなに責めないで。私が…悪いんです。」
そう伝えた…。
「…もう…籍だけでも…いや…ずっと…うみの傍に居る…。婚姻届は、貰ってきてあるんだ…。この前…昼休憩を利用して…貰ってある。…一緒に暮らそう?…。」
「…雷斗さん…。大丈夫です…。もう少し…このままで…居たいです…。」
「どうして…?」 「…もう少しだけ…1人で…その…」
「…?…。」 「…その…花嫁…修行…と…言いますか…その…幸せを…って…こ…こんな状況で…何を言って…るんだろう…って」
パニック状態の私…。すると…雷斗さん。
「…うみ…。病院…行く?」 「行かない!!病院嫌い!!」 …あ(汗)…。「…ッ…子供がいる(笑)」 笑う、雷斗さん。
「…うみが大丈夫なら…。だけど…心配。…うみ…今日、俺のアパートに泊まりに来て。…1人にしたくない。」
「…分かりました…。」
その後…警察の方が来て、施設長が対応に当たった。私には…一切…振れて来なかった。これが普通かどうかは…分からないけど…。その日は、1度アパートに戻り、着替えを持って、雷斗さんのアパートへと向かった。
「夕飯…愛津の塩ラーメンにしよう。」 「はい…。」
食事が終わり… 雷斗さんから…
「うみ…明日…花見に行かないか?」 「花見?」
この地方でも…桜が咲いた…。




