4月…
新年度に変わり…私の任命式が終わり…新たな仲間と共に業務が始まった。とは言っても、代わり映えがない、この課は、相変わらずだった。主任と言う立場でも…業務は変わらない。ただ、何処と無く…ソワソワして…落ち着かない(汗) と…「青野主任。」 福山課長が、私に声をかけ、休憩室へと連れて行かれた…。そして…
「…おめでとう。プロポーズされた…と。良かったですね♪」
…なぜ…。知ってる…の…? そんな風に思っていたら、顔に出ていたのか…福山課長…。
「一昨日、河本主任が、話して下さいました。と言うか…尋問の様な…(汗)…伊原さんと加藤主任が…(汗)」
「…は…はい…。ですが…まだ、入籍は、これからでして…。」
「その時は、教えて下さい。休みを付けますから。それと、名前はそのまま、青野主任と呼びますね。」
「…分かりました。よろしくお願いします。」
「…久しぶりに、いい知らせを聞いたなァ。池澤施設長とても喜んで「スピーチ、緊張する。」 なんて話していたよ(笑)」
…今時…こんな会話無い(汗) そんな事を思いながら、私は、休憩室を後にした。デスクに戻るや否や…。
「…青野主任?…お久しぶりです…。菊池です。覚えてますか?」
ゾッとした…。なんで…ステーションに居るはずじゃ…。と…。
「…ご挨拶に…。相変わらず…お美しい…。」
ゾワゾワする…(怯) 怯えていた私に気が付いた村木さん。
「菊池さん、梶原室長が呼んでます。」
そう…菊池さんに伝えてくれた。梶原室長の元へ向かう菊池さん。 村木さん… た…助かった。心から村木さんに感謝した。すると、村木さん
「美香ちゃん見てない所でコレだから(怒)」
「美香ちゃん?」
「…菊池さんの奥さん。美香ちゃん。…多分、監視する為に異動してきたんだと思う。」
確か…ら 河本主任と同じPC科の…?…。その頃…
「城島 美香です。よろしくお願いします。」
「河本雷斗です。よろしくお願いします。」
「加藤 朔夜です。よろしくお願いします。」
新たな部下を加え…新年度が始まった。
「伊原つきです。よろしくお願いします。」
伊原さんは、時間勤務は相変わらずだったが、火曜日と木曜日の休みは無くなった。
「ばあちゃん施設入ったし、父さんも退院したから。通院はあるけど、希望休でイケるようになった。」
そう…加藤主任と俺に言った。そして…
「まもなく…かな?…桜咲くの。楽しみだ♪」
窓を見ながら…駐車場の脇にある、桜の木を見ていた。




