プロポーズの後…
雷斗さんが露天風呂に入っていた。私は、洗面所で、化粧を落とし、歯磨きを済ませた…。まだ…信じられない様な…不思議な感じでいた。ふと…思い出していた…。前のプロポーズを…。あの人のプロポーズも…突然だった。あの人が、以前、勤めていた職場の、上司の結婚式で、二次会に行っていた、あの人を迎えに行った時…「…結婚式…良かった…。…俺らも…結婚する?」 これが…プロポーズだった…。照れ屋のあの人は、お酒が入った状態でのプロポーズ。あれが、精一杯だったと思うけど…大分酔っていたし…。だけど…次の日、あの人に聞いたら…「…そうだっけ?…じゃ結婚する…?」 ……(汗)……。「…はい…。」…これ…プロポーズと言うのかな?…まるで…バイトする?…みたいなノリ(汗)…。アレでよく10年近くも一緒に居たなぁ…(汗)…。と…今更ながら思い出していた…。お風呂から、上がった雷斗さん…。浴衣に着替えた…。細い割に…て言うか…ほんの少し…肉付きが良くなった。元々、細身の雷斗さん。…結婚したら、幸せ太りなんて聞くけど…。しげしげと…雷斗さんを見る…。……。私が、ジィっと見ているのを不思議に思ったのか…。「…?…うみ…?…ぼーとして…どうしたの?」 と…尋ねてきた…。はっとする私…慌てて「い…いえ…まだ…少し…夢を見ている様な…(汗)」と…雷斗さんに伝えた…。すると…。
「…夢か…。俺も…同じだよ。本当に…。幸せ過ぎて嬉しい…。これからずっと…うみと一緒だし…。それに…。」
「…それに…?」
「…うみの…その…あ、いや…何でもない…(汗)…それより…明日は、警察に行って被害届を出さないと…。だから、少し早めに出るよ?」
「…はい…。雷斗さん…。」
雷斗さんは、あの人とは全く違った…。普段はとても、優しいけど…アレの時だけ…1度言い出したら、聞かない。正義感が強いのか…自分が大切にしている人達を、傷付けられたりすると…容赦しない…。そして…面倒見がいい。…。なんか…何処かで…?
「…うみ…そろそろ休もうか?…」 「…はい…。雷斗さん…。」 水差しから、冷たい水を飲み終えた、雷斗さん。歯磨きをしに、洗面所へと向かった。私は、先にベットへと入る…。歯磨きを終えて…戻ってきた雷斗さん…。ベットに入るなり、私を抱きしめた…。そして…。
「…しません…。て…言われたけど…無理!!」
そう言って…私を抱いた…(汗) …雷斗さんて性欲が…強い(汗)




