ヒマワリ
幾つかトンネルを抜け…「凄い?!ダム!」 とうみが驚いた。日中ダム…と言うらしい…。運転中の俺は「ちょっと寄ってみようか?」 とうみに声をかける…。ダム近くにある、販売所へと入った。駐車場に車を停め、車の中から、ダムを見る…。天気がいい割に風が強いのか…。ダムの水面が波だっていた。「…なんか…怖いです(汗)あまりにも広くて…。」 「…行こうか(汗)」
そう、うみに言って、車を出す。途中…。ヒマワリの丘と言う看板が目に付く。…ヒマワリ?…そう思いながら、ゆっくりと車を走らせていた。しばらく走ると、道の駅が見えてきた。北多の郷…と看板が出ていた。「道の駅に寄るよ。」 「はい♪」 北多の郷の駐車場に車を停めて、トイレに行く。すると…「…ここ…ツバメが来るんですね。巣の跡があります。」 「…本当だ。」 木で出来た、屋根に張り巡らされた、太い梁に、幾つものツバメの巣の跡…。「今年も来ますよ。」 と観光案内所の方が、声をかけてくれた。「よろしければ、中にどうぞ。お土産もありますよ。」 そう話してくれた。「どうする?」 「せっかくだから、覗いて見ましょう♪」道の駅の中を覗く…。沢山の土産。「…帰り寄ろうか?」 「そうですね♪」そう話して、道の駅を後にした…。北多方市内へと向かう。「ここのお店にしようか?」 「はい♪」 そううみに話して、ラーメン屋に入る。かなり古い店だが…店の中に入ると、広い店内に、テーブル席が5席。左側には、小上がりがある…。有名店なのか、沢山の芸能人のサイン色紙。1番奥の椅子席に座ると、年配の女性が出てきた。中華そばを2つ。1つは大盛りで頼んだ…。しばらく、うみと待っていると、次々と客が入ってきた。「お待たせしました。中華普通盛りの方。」 「はい。」 「大盛りです…。ごゆっくり」 そう言って、他の客の対応に行った…。早速ラーメンを食べる。「…美味しい♪」 「…美味い!」 魚出汁が強めの…濃いめの醤油ラーメン…。何だか…懐かしい…ラーメンだった…。2人であっという間に完食。会計して、店を出た。車に乗ると「凄く美味しかったですね♪」 「ここ…また来たい!」