表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
256/812

医療講習会

金曜日…16時…会議室で医療講習会が始まった。保健所職員の秋葉かおりさんが、パソコンを操作しながら、スクリーンに写した図解を説明していた。「このノロウイルスは、非常に感染力が強く、食品はもちろん、その食品に触れた手指からも感染します…。よく、病院や施設で…。」 なるほど…。その後、実戦にうつる…。感染した方の嘔吐物に見立てた、片栗粉でトロミを付けた色つきの水を、防護服に身を包んで、処理をする…。人数は、最低4人必要で、処理する方が2人、受け取る側が2人と…。厳重に処理していく…。「後、感染された方の嘔吐物を処理する際…勢いよく、消毒液を振りかけるのではなく、そっとかけていきます。飛沫が飛ぶことで…」 私も防護服に身を包み…実戦してみる…。……。凄く…気を使う…。「ゆっくりとそして手早、処理しなければなりません。」 …(汗)…。実戦が終わって、手をトイレで洗う…。会議室に戻り、レポートをその場で、書いて提出し、講習会は終わった。約1時間の講習会…。帰りは、ら…河本主任と一緒だった。「俺、水曜日に受けたよ…。緊張した…けいさんと伊原さん、完璧だった…(汗)」 「…2人とも、経験してるんですかね?」 「…多分…(汗)…あ、青野さん、後で、電話します。」 「分かりました。お疲れ様でした。」 今日は、買い出しが無いから、真っ直ぐアパートへと帰った。アパートの駐車場に入る…と…?アレ?雪山が無い??…あ、そう言えば…お知らせ、来てたっけ。今日、排雪作業するから、車移動して下さいって…。あの雪山…全部無くなったんだ…。ここなら、私の車を停められるのに…。そんな風に思いながら、車から降りて、部屋へと向かう。相変わらず、寝室は、電気を点けている。エアコンと炬燵のスイッチを入れ、コートを脱いで…洗面所で、今日、習った手洗いを実戦した。指1本1本丁寧に洗っていく…。手洗いうがいが終わり、居間へと戻った。夕食は…と…スマホがなった。雷斗さんからの電話。「はい。」 「うみ?…今いい?」 「はい。大丈夫です。」 「うみ、ホワイトデーの次の日に、旅行、行かないか?」 「…?…ホワイトデーの次の日?」 「うみが貰ったチケットの所…。」

「…行きたいです…。でも…この状況だし…」 「チケットの場所調べたら、混むのは、桜の時期やゴールデンウィークあたりだから、静かだと思うよ?…どう…かな?」 「…行きたいです…!」 「じゃ決まり♪…宿予約しとく。あ、うみ…今日も弁当ありがとう。また明日…。」 そう言って、雷斗さんとの電話は、終わった。…楽しみだなぁ♪…そう言えば…雷斗さんと2人きりの旅行って初めてかも…。そう思いながら、夕食を作った。メニューは、カルボナーラと…余っていたカブのコンソメ煮に野菜とスープを足して、ポトフにした…。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ