バレンタイン
…「…うん…できてる…」 チョコプリンが上手く出来た。仕事が終わったら、雷斗さんがアパートに来てくれた。夕飯に、ハンバーグを作った。「ハンバーグだ!」 炬燵に入りながら、嬉しそにハンバーグを食べる、雷斗さん。「美味い。最高!」 肉好きな雷斗さん…。あっという間食べちゃった。「…デザート…ありますよ?…食べませんか?」 「デザートも食べる!」 そう伝えて、私は、冷蔵庫から、チョコプリンを取り出し、お皿にセットし飾り付けをして…。雷斗さんのいる、炬燵へと、チョコプリンを持っていく…。「…!!…チョコプリン?!…」 「…今日…バレンタインデーだから…(汗)」 「…めちゃくちゃ嬉しい!…貰えないと…思ってたから(汗)」 ?貰えない?…実は、雷斗さん…朝、更衣室前で、お弁当を受け取った時に…チョコも貰えるかと…期待していたらしい(汗)…。「うみ!ありがとう!いたきます!…美味い!!チョコプリン最高!!」 …なんか…何時にも増して…テンションが高い…?…。チョコプリンを食べ終えた雷斗さん。…?…どうしたのかな?…なんか…悩んでる?…「…どうしました?雷斗さん…?…やっぱり…チョコの方が…?」 そう尋ねた私…。すると…雷斗さん…。
「いや…チョコプリン大好き。……(汗)」 「…(汗)…悩みがあるなら…言ってください…。」…そう言って…しばらく雷斗さんが話すまで、待っていた。すると…「…うみ…?…おでんって、また作れる?」 …?…おでん??「…作れますけど…?」 「…実は…昨日…。」 雷斗さんが話してくれた。「実は、昨日の休憩中に、加藤主任に…おでんとチャーシュー…食べたいと…。それと、クリスマスも帰省も出来なかったから…その…飲み会がしたいと(汗)…流石に、この状況では、無理だし…場所も…(汗)」 なるほど…。しばらく…考えて…。「おでんやチャーシューは、作れますが…場所ですね。後は…。」 「…俺のアパートじゃ嫌だし…うみだって…。」 「…うん…。雷斗さんやまきちゃん達ならいいですけど…(汗)」
と…玄関のチャイムがなった…。?…こんな時間に誰だろう?…。玄関に行き、そっと、ドアスコープを覗く…。…あ、伊原さん…。同じアパートの伊原さん。「…こんばんは。すみません、急に…。あの、これ良かったら、食べ手伝いしてください(汗)」…と、渡された、紙袋…。中には無造作に入れた、笹かまぼこ。…?…「親戚が送って来たんです。」 「あ、ありがとう…ございます…。」 「1人だとあんま、食わねえから。…?…何したな?…浮かない顔をして?」…。…実は…。私は、雷斗さんに聞いた、話しを、伊原さんにも、話してみた…。すると…。「…なんなら、うちの部屋使っていいよ?…何も無いから。」 「…え?…でも…駐車場が…。」 「…河本主任と乗り合わせて来れば、いい…。うちの車、実家さ置けば大丈夫だから。…誰も、感染してないんだべ?…。やったら?」 と伊原さん。私は、玄関に雷斗さんを呼ばった。伊原さんの提案を聞いた、雷斗さん…。「…本当にいいんですか?…伊原さん?…。」 「たまには、賑やかでいい。土日なら、空いてる。日にちと時間決まったら、教えて下さい。それじゃ。」 そう言って、連絡先を教えて貰い…伊原さんは、部屋と戻った…って…隣だった(汗)…居間に戻り…「雷斗さん…どうします(汗)」 「…せっかくだから、お言葉に甘えようか…。来週の土日辺りでどうかな?」 「…加藤主任と伊原さん…あ、根岸さん呼んでみます?」「なんなら、英やまきさんも誘ってみようか?」 「結構な人数ですけど…大丈夫でしょうか(汗)」 「…後で…聞いてみるよ(汗)」 そう話して、バレンタインは終わった…(汗)