療養中
…咳が止まらない…。熱は…38℃8分…。薬飲んだけど…。ベットに入り、脇に挟んでいた、体温計を見た俺…。クリスマスに、まさかの…インフル…。何処で、うつされた?…。インフルになって、2日目…。寝込んでいた。病院に行って、検査したら、「インフルエンザです。薬処方します。」 と医者。…。彼女無しの俺には、クリスマスは関係無いが…せめて、美味いモン位は食いたかった…。昼間に、スマホがなった。山のような通知の中に、河本のメールが届いた…。「具合どうですか?…PC科が、1週間の休講になりました。…伊原さん凄かった。あんな、眠そうな顔してたのに…しっかりした顔して、二重になっていた。それに、髪も…。」 …。しっかりした顔に…二重??髪??…意味が解らなかった(汗) …。河本に…「…咳が止まりません。あの眠そうな目の伊原さんが?…信じられません(汗)」 伊原さん…。俺の初めての部下…。変わった人だけど…。月曜日に会ったきり…だもんな…。とりあえず…熱さえ、下がれば…後、咳も…。たんが絡む咳。咳のし過ぎで、腹が痛い。…こういう時…家族とか彼女が居たらな…。なんて思う。薬が効いてきたのか…そのまま眠った…。目が覚めた。時計は、夕方4時…。薬が効いているのか、何とか動けた。「…なんか…喰わねぇと…。」 ベットから、出た俺…。…作る気力も無い…。でも…。冷蔵庫の中を見た。…あ、プリンがあった。以前、青野さんにプリンを貰ってから、たまに買って食べていた。後…みかん…。そのプリンとみかんを喰って…。と…。スマホが…また河本から、メール…。今度は何だ?…「これから、退勤しますが…1人暮しですよね?…何か必要な物ありますか?」 …。マジか?助かる!メールを返す俺。「スポーツドリンクと…。」 そうメールした。すると…「分かりました。アパートの場所、教えてください。」 アパートの場所を教え、河本が来るのを待った。夕方6時半…。玄関のチャイムがなる…。マスクをして、玄関のドアを開けた…。マスクをした河本が、ビニール方手に…後、紙袋を手に立っていた。「大丈夫ですか?…これ、頼まれた物です。こっちの紙袋は、青野さんから。…器にうつして温めて食べてください…だそうです。」 と河本…。青野さん?!…マジで?!…と思ったが…そんな言う気になれず…「ありがとうございます…。」 それだけ伝えた。すると…「…何かあったら、何時でも、連絡して下さい。お大事に。」 そう言って、河本は、帰った。部屋に戻り、袋を開けた。スポーツドリンクとプリン…ヨーグルトやゼリーなんかが入っていた。紙袋には、青野さんの差し入れ…。中を見てみた。容器に入った、ロールキャベツ…。他にも色々あった。早速、ロールキャベツを食べた。…キャベツ…柔らかい…。美味い…そう思った…。




