冬休み
スーパーに寄って食材を買った俺たち。車の中で…「どうしようかなぁ?卵は、食べちゃったし…お昼は、軽めにして、夜は…ワンタン麺と、ワカメときゅうりの酢の物にしようかなぁ?」 とうみ。「…中華も作れるの?」 「…一応…。かに玉と麻婆豆腐、麻婆ナス、回鍋肉、エビチリ…。天津飯も…」 「……マジで…(汗)?」 「でも、最近は作ってな…」 「天津飯も?」 「…?…作れますけど…?」 「…天津飯食べたい!」 「え?でも…朝…卵…」 「天津飯食べたい!!」
驚くうみをよそに強請る俺…。「…私…ワンタン…あ、じゃぁ…天津飯と酢の物とワンタンスープでどうですか?」 「賛成!!」スーパーで買い出しをする。「買う物多いですけど…(汗)」 「大丈夫!」
そう言って、カートを引いていくうみ…。「えっと…きゅうりとアスパラとネギと…。後は、カニかまとワカメ…あ、アサリのむき身がある…鳥スープの素…ひき肉とワンタンの皮…。雷斗さん、お酢はありますか?後、オイスターソース…。オリーブオイル…後…お酒」「…無いな…醤油と味醂、しょうがとニンニクチューブとケチャップ、バター…塩と砂糖、こしょうは、ある…。てっお酒?」 「…料理用に日本酒を使います…。しょうが、あるなら、コレは要らないかな…。」 などと言いながら、籠に必要な食材を入れていくうみ…。大体選び終わったのか、会計を済ませた。平日の水曜日にも関わらず、子供を連れた家族を見かける…。学校休み?かと思っていると「冬休みなんですね…。いいなぁ…。」 とうみ…。寒い日は、極力外に出たくない…。そんな風に感じた。「…クリスマス・プレゼントで遊べるから…。」 …なんだ(笑)…そんな風におもいながら、スーパーを後にした。俺のアパートに着くと、うみは、買ってきた食材を冷蔵庫に入れた。その間、俺は、コートを脱ぎ手洗いとうがいをして、部屋に戻った。うみは、エアコンと炬燵のスイッチをいれてから、手洗いに行く…。部屋に戻ってきたうみ…。「…お昼は、軽くパスタにでもしましょうか?」 「いいね♪」「アサリのむき身が、あったので、パスタにしましょう♪」そう言って、作ってくれた。パスタを茹でてる間に、買ってきた食材を下ごしらえしている…。アサリの剥き身とネギ…。パスタが茹で上がった。オリーブオイルを…作り方をジッと見ている…と…。「スープは、今日は、ナシです。」 「大丈夫!」そう話すうみ…。「まもなく出ます♪」 「テーブルは、準備出来てるよ。」 既に、炬燵のテーブルを拭いて、準備していた俺。「ありがとうございます。」皿に盛り付けて、フォークを添えて…。「出来ました♪」 「持っていくよ。」 そううみに伝えた…。2人で炬燵に入り、「いただきます」「いただきます♪」 今日の昼メシは、アサリの和風パスタ。アサリの旨味、少しだけ、バターが香る…。ニンニクもいい…。
「ちょっと、ニンニク強かったかな?(汗)」 「最高!美味い!」 などと話しながら、2人で食べる…。…出かけて楽しかった…。でも、やっぱうみの作る、飯がいい…。




