幼なじみ
つきちゃん。仁科君。…?…。いきなり名前でしかも、ちゃん?に君?…。「”知り合い”だったんですか?」 と田山さん…。「幼なじみだ。」 と仁科室長…。…は?幼なじみ?実は、仁科室長と伊原さんは、同じ保育園?小・中の出身。歳も同じ…。しかも、クラスも保育園から、同じで、合わせて12年間一緒だったと言う…。高校・大学?は、違うものの…。まさかの幼なじみ…?!「…今は、保育園とか言わねが?…子供園とか?認定保育所?とか言うんがな?」 と伊原さん。…仁科室長と幼なじみ…。って事は…40代!?…。そっちにビビった俺。俺より歳上…?!…。ビビって、食ってた弁当の唐揚げを床に落としてしまった。…と、河本を見ると、河本もビビっている。と…言うのも、伊原さん。青野さんより、若く見えるからだった…。と…歳上の部下…(汗) すると伊原さん。「今どき珍しくねよ?」 と…。「つきちゃん、相変わらず、方言なんだね。」 と仁科室長。「…ジジババ、相手にしてた時間なげがったからな?…しょうねべ。実家さ、いだな?仁科君?」 「俺は、家を建てて、奥さんと子供3人いる。」 「へ~…頑張ったんだな…。夜。」 ブッ!と仁科室長…。河本も同じ仁科室長とリアクションをしている…。「…つきちゃんは?」
「…あ~…。バツ。で、アパートにいだ。実家のうちの部屋、物置化してる。」 なんて話している…。…。そう仁科室長に、話すと、伊原さん、持ってきていた、みかん…いや?…オレンジを手で、剥き始めた。…スゲェ力…。硬いオレンジの皮を素手で。しかも、薄皮も剥かず、そのまま口に運んだ…。「…甘い…。」 一言呟く伊原さん。…。と…。仁科室長…。「…前の仕事って何だったの?」 伊原さんに尋ねた。すると…「ん~…なんだべね?…。」
それしか言わない。知られたくないらしい…。と…オレンジを口にしながら、河本をジッと見ている…。?…と河本…。「どうしました?伊原さん?」
「…シャケ…魚市場で買った?」 その一言に、ビビりまくる河本…。この女性…一体何モン?…けど、更にビビった事があった。「…黒のファミリーカー。彼女いんだね?」 それだけ言って、またオレンジを口にした。




