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伊原さん

月曜日の朝、俺は、任命式のため、施設長室にいた。辞令が渡されても、イマイチ、ピンときていない…。その後、施設案内を済ませた、近衛部長と仁科室長、伊原さんと会った。「丁度良かった。加藤主任。これから、PC科休憩室に戻ります。」 そう話した。近衛部長は、ここで別れた。不思議な感じの人…。見た目、30代位?腰まである長く、少し癖のある髪。顔は…起きてます?…という感じの顔。痩せているが、腕の筋肉が凄かった。…。あの…「おはようございます。」 自分から挨拶する人…。そんな印象を持っていた。PC科休憩室。みんなに仁科室長から、伊原さんを紹介され、俺と河本が指導役になっていた。ここで、「加藤主任」 皆の前で言われて、気恥ずかしかった。オリエンテーション後の伊原さんと、今後にあたり、話し合いをした…。書類を手にして、顔に近ずけて、書類に目を通していた…。メガネは修理中と話す伊原さん…。と…”けず”…。は?…今何て?…。思わず聞いた。すると…「あぁ…”コレ”って意味です。」 …。「何か気になる事でも?」 と尋ねた。「…なんで、病歴なんかなって?」 そう話して、また黙ってしまう、伊原さん。俺は、河本をチラっと見た。河本は、伊原さんにこの、欄の説明をした。「このPC科には、身体の不自由な方も受講されてます。もしもの為に、ある記入欄なんです。」 そう伊原さんに説明をした。「…分かりました。ありがとうございます。」 そう礼を言って、軽く頭を下げる…。しばらく、説明をしていたが、俺の目を見ず、書類を見ている伊原さん。試しにと、パソコンを打たせてみた…。…タッチタイピング…。しかも、早い…。青野さんと同じスピード…。すると驚い事に、さっきの書類と同じ事を、打っている。それも一度も、書類を確認せず…。と、打ち終わって初めて、書類を確認した…。と、パソコンの画面を、指を指して確認していた。…。「…完璧…です。」 と河本…。…。不思議な女性(ひと) だった。伊原さんとの休憩中…。仁科室長が、伊原さんに話しかけた。「つきちゃん、まだ実家に居るの?」 「アパートさ、いだ。仁科君は?」 つき…ちゃん?…仁科君?

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