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洗濯物

うみのアパートに帰ってきた俺は、またあのアパートの住人に、借りた駐車場へと、車を停めた。その人は、車で何処かへと、出掛けて行った。リアの左側下部分に、ステッカー…。車の色は、ライムグリーンで結構、目立つ…。「実家に泊まるんだそうです。…。」

浮かない顔のうみ。「どうしたの?」すると、「あの方、朝、コンビニで見たような…?」と…そうなのか?…俺は、車から、荷物を降ろすと、うみの部屋へと向かう…。帰ってきてすぐに、うみは、電気とエアコンと炬燵を入れてくれた。…と…慌てて、寝室に隠している?…何隠してるんだ?と思っていると、パンツが1枚、落ちていた。黒のスポーツタイプのパンツ…。「…うみ…洗濯物…」

と声をかけ…「み…見ないでください(汗)」 …。慌てて、床に落ちていた、パンツを拾い上げ、寝室へと隠したうみ…。雪で、洗濯物が干せない季節…。俺も、同じようにしていた。「…。あ、荷物、ありがとうございます。…夕飯は、ヒラメのお刺身と甘えびの唐揚げとお刺身…」 などと、話すうみ。恥ずかしかったのか、顔を赤くしていた。…”可愛い”…。そう思いながら、洗面所を借りた。手洗いとうがい。最近、インフルエンザが流行っていると聞いて、俺も、気を付けている。部屋に戻ると、今度は、うみが洗面所へ。戻ってきたうみは、寝室へと行き、部屋着へと着替えた。今日も可愛い部屋着…。水色のトレーナーに、焦げ茶のジャージ…。…。早速買ってきた、ヒラメと甘えびを調理していく…。と…うみが包丁を…?え?…。うみは、包丁を手にしたかと思うと、皿の後ろの出っ張り部分に、2、3回、滑らせていた。”な…何…やってんだ…?”と思ったら…。その包丁で、ヒラメを薄く切っていく…。すると…。「…やっぱり、少しいい…。」 とうみ。実は、うみが使っている、包丁は、切れ味がイマイチになっていたらしく、それを一時的な方法で、切れ味を戻していた。「前に、浅田さんから、教えて貰ったんです…。包丁、研げないかなぁ。」 と…。そう言えば…。俺は、うみに「スーパーにたまに来ていたよ?包丁を研いでくれる人。」 と話すと、うみは、「今度、行ってみます♪」と、嬉しそうに答えた。 ヒラメの薄造りが出来た。甘エビも殻を剥いて…「唐揚げ食べます?」

「ムニエルがあるから、大丈夫。」 「エビの頭でお出汁を取って、お味噌汁にしても?」 「もちろん!」 そんな会話をしながら、料理を進めていくうみ。夜メシも豪華だった…。食べ終えると、うみは、食器を片付けて、俺は、テーブルを拭いた。それが終わって、俺は、うみに「そろそろ、帰るよ。」と伝えた。「雷斗さん、楽しかったです♪ありがとうございました。」 と礼を言って、玄関まで送ってくれた…。コートをきた俺…。と…「うみ…。」 「はい?」 …俺は、うみを抱きしめて、キスをした…。「…ン…」 …唇を話すと、うみはまた、抱きついてきて…。「…おやすみなさい…。」 「おやすみ。また明日。」 そう言って、俺は自分のアパートへと帰った…。

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