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涙の味

…雷斗さんのベットで目が覚めた、私。いつの間にか眠っていた…。雷斗さんが、私をベットへと運んで、寝かせてくれていた…。「……起きた?…うみ?…。」 雷斗さんの心配そうな声…。…。

「よく…眠ってたよ…。…。うみ…。本来なら、山村さんがやった事は、犯罪なんだ。ちゃんと警察に届けなければならない。でも、うみは、それを見逃した。もし…また…。今度は、絶対に警察に行くよ…。例えそれが、職場でやっても。…うみは、優しすぎるから…。それに、付け込まなければいいな…。」 そう話して…雷斗さんは、また私を抱き締めた。そして…「…その…優しさは、俺とか、うみの大切な友人にして…?」そう言って、背中を撫でた…。「震えも…無くなったね…。」 「…雷斗さん…ごめんなさい…。…私…。今度から、気を付けます…。」 「…うん…。でも…うみは、悪くないから。」 「…。うん…。」 頷いた私。「……うみ?…泊まってく?」 あ …今…なん…え?!…。時間は夜の7時…。そんなに寝ていたの?…。ど…どうしよう…。明日仕事だし…。車も…すると…雷斗さん…。

「うみ…居て?」

そう言って…私を抱き締めたまま…押し倒した…。


「…ずっと…我慢していたから…。もう…。」


そう言って…「…うみの感じるトコロ…ここ?」

耳に息をそっとかけた…。ゾクゾクする…。…「…ン…。」 声が漏れた…。 ”はむ”…と…耳をはんだ…。ピク…と身体を震わす私…。すると…「…みみ…たぶ…柔らかい…。ここも…柔らかい…。」

いつの間にか…雷斗さんの手…私の胸に…。


ちゅ…と…私の耳たぶを吸う雷斗さん。


「…耳たぶ…うみの涙の味がする…。」


泣いた時、私の涙が、耳にまで落ちて濡らした…。


「…うみの…。…みたい…。」


そう言って…服をまくった雷斗さん…。


「!ま…待って…!」


「…待てない…。」


雷斗さん…いつも…優しさのに…この時だけ…イジワルになる…。どうして…?…。そう思っていると、雷斗さん…。


「…うみの感じて、戸惑った顔…。それに…イった後も…好き…。キスした時の、力が抜けていく顔も…。傷ついたりして、泣いた顔だけは、見たくない。感じて泣いた顔はいい。」


そう言って…私の胸にそっと顔を埋める雷斗さん…。


「…甘い…香り…。…。いいニオイ…。」



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