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「…メープルの味がする…。もっと…。」 うみに伝えて…そのまま、キスをした。「…ン…。」 だんだん…力が抜けて…。そのまま、寝かせた。口びるを離すと…うみは、「もっとキス…。」…?泣いて?…すると…。「…雷斗さんのキス…」 とうみ…。…?…となっていると…「…落ち着く…。昨日、不安で…恐かった…。夜…眠れなくて…。」

泣きだすうみ…。俺は、うみに…

「…ごめん…もっと居てやれば良かった…。」

「…独りでいるの…恐かった…。…」 そう話して、俺に抱きついて…。「…明日…どうしよう…。」と…泣き始めた…。

…。俺は、後悔した。車を取りに、職場に行って、駐車場で、うみの車から、降りた時…うみの気持ちや、不安を読めなかった事を…。もっと…居てやれば良かったと…。


「…うみ…。気付いてやれなくて、ごめん。…しばらく…俺の所に、いて?…落ち着いたら…不安が無くなったら…」と…うみに聞いた。すると…


「…一緒に、居たい…でも…」 「でも…?」 言葉に詰まる、うみ…。……ようやく…


「雷斗さんや他の人達にも、また…危害を加えたら…。今度は…雷斗さんに…」


身体も声も…震えている…うみ…。俺は、うみに…


「……うみ?…うみ…。聞いて。…。絶対、うみを護る。どんな事があっても…。俺に危険があってもいい。うみが無事なら、それでいい。だから…もう、泣かないで…。大丈夫…だから。」


泣くうみを…宥める事しか出来なかった…。


「…うみ…少し…寝て…?」


そう伝えて…ぎゅと抱き締めた…。泣いて…息が上がるうみ…。抱き締めた事で、震えた身体は、落ち着きを取り戻してきた…。うみの口びるに…力が抜けた…そのまま…眠ってしまった…。


その頃…”アイツ”が動き出していた。








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