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どう…かな?

俺は、指を切って落ち込んでいた。確かに、料理は、出来ない?…が…。と…「雷斗さん、見ていて?」 うみが、ピーマンをゆっくり、切っていく…。”…持ち方、悪かった”…。血が止まり、うみが絆創膏を貼ってくれた。気を取り直して…。食材を炒めていく。…茹でている、パスタを鍋から1本…食べ…この位か?…。たどたどしい、俺…。でも、うみは、

「”焼きそば作れるから、大丈夫。」 そう言って、教えてくれた…。味付け…。うみは、「私の味付けでいい?」 と聞いた。「もちろん!」 と、答える、俺。と、「ケチャップ……」 と…うみに言われた通り、味付けをした。もう1つ沸かした、片手鍋の湯が沸いた。そこに、取っておいた、玉ねぎとソーセージを入れて、コンソメと塩コショウ…。と…「…出来た…のか…?」

「味見して?」 …「…!…出来てる!」 俺が、うみに教わった、料理。ナポリタンとオニオンスープ…。

皿に盛り付けて…。その間にうみが、炬燵のテーブルをシートで拭いてくれた。俺は、思わず、

「そろそろ、出るよ。」 とうみに伝えた。

「うん♪」 …テーブルにナポリタンを運んだ。スープもお椀に盛り付けた…。うみが、エプロンを外して、「私、運びます。エプロン、外して?」 そう言って、うみがスープをテーブルへと運んだ。俺も、エプロンを外し、炬燵へ…。2人で


「いただきます♪」 「いただきます…(汗)」


俺が、初めて作ったナポリタンをうみが、1口…。

緊張する…。


「美味しい♪…あ、ピーマン…。」

「あ、俺が…」

と、声をかけ…!…。パクッと口に運ぶうみ…。

もぐもぐと…。

「だ…大丈夫…か…?(汗)」

しばらくして…「…食べられた…。」 と、うみ…。でも…ちょっとまだ、苦手な顔をしている。

スープを1口。玉ねぎの甘さと、ソーセージの旨味…。「美味い!」 うみも、美味しいと食べてくれた。…彼女に、初めて作った俺の料理。今度は、俺だけで作って、食べて貰いたい…。なんて思いながら、ナポリタンを食べた。食べ終えて、少し休憩…。うみに尋ねた。「…うみ、さっき買ってた小さいザル?…何に使うの?」

すると、うみは…。


「小さいザル?…あぁ…。茶こし?…雷斗さんの大好物作るの♪…後、アレも出来るよ♪」


俺の大好物?…。もしかして、プリン?


「…うん♪…指、大丈夫?」


そう言って、うみは、俺の手を見ていた…。




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