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料理教室

スーパーを出て、雷斗さんのアパートに着いた。調理器具と食材を、雷斗さんのアパートの部屋へと、運ぶ。コートを玄関で脱いで、コート掛けに…。洗面所を借りて、手洗い、うがいを終わらせた後、台所に向かい、今使う、調理器具をエコバッグから取り出した。菜箸と木ベラを…後、深い両手鍋を出す…。と…「うみ…食材は?何を使う?」 手洗いを済ませた、雷斗さんが戻って来て、私に尋ねた。「玉ねぎ、ウインナー…後…」「後…?」 …?…の雷斗さん…。「…ピーマン…。雷斗さん、作ったら、私のピーマンだけ…食べて欲しいです(汗)」 やっぱり克服出来なかった…。すると…「…い、い…いいよ…(笑)」 笑いを堪えている、雷斗さん…。…複雑な顔をする私。”…春菊の方が好き” と思っていると、「…無理しなくて大丈夫。」 と雷斗さん。すると…「うみ。これ、使う?」 と、カサカサとビニール袋から、何かを取り出した。…?…あ…エプロン…。「うみ、エプロンしてたからね。昨日、アパートに帰る途中に買ったんだ。」

そう言って、エプロンを手渡してくれた。雷斗さんも?と思っていると…「…なんか…俺がエプロンって、変じゃないか?」 なんて、言いながら、しっかり買っていた…(笑) 2人とも、エプロンを着けて、料理を作り始めた。私は、買ってきた、調理器具を洗いながら、雷斗さんが、何処まで、出来るか、様子を見ている。野菜、玉ねぎをくし切り、ピーマンを…。切…?…。「…指…切った(汗)」 ヤッた…!!…慌てて、ティッシュを取りに、雷斗さんのベットに向かう。ティッシュを何枚か手にし、雷斗さんの指に当てた…。「大丈夫?!…あ…。」 血が滲む、左手の人差し指…。「…ピーマン…滑って(汗)」 …「…無理…させちゃったから…。」

泣きそうな私…。「…大丈夫。絆創膏、無いんだ。」

「私、持ってる。血が止まったら、教えて…。」 雷斗さんは、しばらく、止血してて貰って…。私が作り始めた。ピーマンに血が着いて無かったけど、一度洗い、包丁とまな板も、洗った。落ち込む雷斗さん…。「…雷斗さん、見ていて…。」 ピーマンを切っていく、私。ジッと私の手元を、見ている雷斗さん…。そのうち、お湯が沸いた。パスタを茹でる。ソーセージも切る…。「止まったよ。」 と、雷斗さん。私は、一度、手を洗って、タオルで手を拭くと、絆創膏を取りに、鞄へと向かう。小さな台に置いた、私の鞄。ポーチから、絆創膏を取り出すと、雷斗さんの指に貼った…。と…「…作りたい…。」 「うん…じゃぁ、炒めてみよ?」…と言いながら…内心

”…やけど…しません様に…(汗)” と願うしか無かった…。

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