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急に…

うみが、”シバ丸”を手に取ると、背中のファスナーをそっと開けた。中を見ている…。「…無かった…よかった(汗)」 ようやく、口を開く、うみ…。

「無かったって」 と俺は、尋ねた。「盗聴器…。」

…。うみ曰く、俺が加藤君達を追った後、寝室のベッドの上に、あの、クマのぬいぐるみがあった事に気がついた。そして、もしかしたらと…。居間にも?…と思ったらしく、シバ丸を開けたらしい。しかし、盗聴器なんか、何処から手に入れた?…。それは、置いといて…うみが無事で良かった。…あ!…俺は、声を上げた。びっくりするうみ。

「ど…どうしました?」

「荷物…ていうか…車…職場にある…。」

スマホだけ持ってきていた俺…。と…

「明日は休みだし、私、職場まで送ります。」

そう、うみが言ってくれた。

「…ありがとう。…しかし…マジでヤバかった…。本当にこんな事、あるんだね…。しかも真冬に…こんな田舎で…(汗)」 と…俺は、まだ信じられずにいた。心霊系はよく見てたが…別の意味でめちゃくちゃ恐かった。まして、うみに危険が迫った。それが余計…。するとうみ…。

「…うん…。でも、雷斗さんと加藤さんのおかげで助かりました。ありがとうございます。…ところで、雷斗さん…。」

なんだ?…不安そうなうみの声…。

「加藤さん、大丈夫かな…。…また、その…”ストーカー”されたりして…。」

「……解らない。だけど…加藤君なら、大丈夫じゃないかな?…。多分(汗)」

しばらく、沈黙が流れた。と…「”あの…夜ご飯…食べませんか?…安心したら、お腹空いて”…。」 と、うみ。俺も腹減った…。と、答えると、「じゃ、もう遅いので、簡単にしちゃいます…。」 そう言って、炬燵から出たうみ。コートを脱いで、私服姿。ニット…。と、「ちょっと…寝室に行ってきます…。」 何だろう?…と…。しばらくして、「お待たせしてすみません(汗)」 寝室から出てきたうみ…。え?!…。…部屋着…?…。うみの部屋着姿…。俺のアパートに来た時は、俺が選んだ部屋着を着ていたが、今はうみが選んだ部屋着…。可愛い、ピンクのトレーナーに、紺のジャージ…。トレーナーにはワンポイントに、葉っぱ…。すると…

「雷斗さんも…着替え…ます?」 なんか…モジモジしてるな?…「…着替え…ます。」 そう伝えると、うみは、寝室から、俺に、紙袋を手渡した…。

「…サイズ合ってれば…良いですけど…(汗)…き…着替える時は…寝室…使ってください(汗)」

中には、俺と同じ様に送った…。下着は、バスタオルとフェイスタオルで隠す様に…。…。

「…ありがとう。…うみ…。嬉しいよ。」

そう伝え、寝室を借りた。本当にキレイにって言うか…本すげー。ん?…これは、大きな鏡…確か、ドレッサーとか…?…。……?…。これは…。「…”き…着替えました?…。”」 「あ、もう少しです…(汗)」着替えると、サイズも丁度…。うみと…同じデザイン…。寝室から出る前、もう一度、ドレッサーを見た。

……ドレッサーで俺が見たのは…うみの…





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