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病気

舞を帰した後、青野さんは、俺に、こう話した


「加藤さん。村山さんと…お付き合いされてますか?」

急な青野さんからの質問…。俺は、焦った…。だけど…青野さん、俺をジッと見ている…。


「…以前…交際…していました。」

「……やっぱり…。」 と青野さん…。俺も河本も…なんで…分かったという顔をして、青野さんに聞いた。

「なぜ分かったんです?」 「うみ…どうして?…分かったの?」


2人で青野さんに尋ねた。すると、青野さん 。

「加藤さんが、舞って、呼び名がしにしていたから…。加藤さん…。本来なら、警察に被害届を出さなければなりません。…ですが…加藤さんが、舞さんと、きちんと、話しをして、”ある所”に、連れて行ってくれたなら、警察には、被害届を出しません…。もし、加藤さんが、出来ないのであれば…」

と…真っ直ぐに俺を見て、話す青野さん。

「ある所って何処ですか?」

俺は、青野さんに聞いた。

「…病院…です…。村山さんは、多分…病気…。」

そこまで話すと、青野さんは、河本に、


「雷斗さん、テレビの脇にある、ぬいぐるみを取ってください…。」

河本は、テレビの方を振り返り、「”コレかな”」…と青野さんに手渡した。河本に静かに、頭を下げ、礼を伝えた青野さん。受け取ると、テーブルへと、ぬいぐるみを音を立てず、そっと、置く…。クマのぬいぐるみ…。ハラにファスナー?…?…このぬいぐるみ、どっかで”…?そう思っていると、青野さんは、そっと立ち上がり…丸いテーブルに向かった。何かを持って、炬燵へと戻ってきた…。手には、メモとペン…。そして、青野さんが、唇に人差し指を立て、「静かにして。」 と 河本と俺に、サインを送った。何やら文字を書いている。俺と河本でその字を見た。

その字にギョッする、俺と河本。


「中に、盗聴器あります…。加藤さん、持ち帰って渡してください。」


その字を見て、ハッとする俺。確か、前に…舞が俺のアパートに来た時…ぬいぐるみを…。まさか…。まだ、その…ぬいぐるみ…そのままだった事を思い出し、ゾッとした。その後、筆談で…


「私のぬいぐるみじゃありません。私のぬいぐるみは、シバ丸だけです…。」

河本が、書いた。「シバ丸?」 と…。指を刺す青野さん。長椅子にある…。…。目をぱちくりさせた、俺と河本。

「ひとめぼれで買いました。」 よく見れば…なんか…河本とドコとなく…?…。と、青野さんを見ると…赤くなってる。意外だった…。こんなン、好きそうな、イメージが無い…?…ん?…テレビ棚の上にある…あれは…フィギュア?…なんだ…この…影のあるキャラ?…。白い…アラビアンナイト見たいな服を着て…白い花?…後…白猫と黒猫と?灰色の子猫?…?…

「あんまり見ないで!!」

と筆談で怒られた。俺は、2人に、後で、連絡します。帰ります。と筆談で、伝えると、クマのぬいぐるみを持って車へと戻った。河本は、筆談で、青野さんが、心配だし、明日休みだから、そのまま、アパートに泊まります…と、書いてきやがった…。青野さんのアパートを出た俺…。思わず……


「…ヤッたら…(怒)」


それしか無かった。後日……。舞は、退職した。その後、舞と話した。その後の話しは、またの機会に…。



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