逃げた
俺は、慌てて、同じ様に、窓から、青野さんのアパートを飛び出した。河本は、青野さんと一緒に居させた…。後を追った…。真冬の凍てつく寒さ…。靴下だけの…。舞は、青野さんのアパートへ入る際、見つからない様、スノーシューズを、手にしてたらしく…それでも、必死に追って、何とか、舞を捕まえた。手には、青野さんの化粧ポーチを持っていた。
「…舞!お前!」
怒りで手が出そうだった…。すると…
「…朔夜が悪い!…あの女も!…。」
俺は、意味が解らなかった…。
「…?…何言って…自分のヤッた事、分かってんのか?!」
すると、舞は、泣いて話した。
「……朔夜が悪い…。あの女と…デキてるんでしょ?…彼氏持ちで…。それに…あの女、私に無いモノを持ってた…。」
訳を…だけど…足が…ヤバい…。すると…
「加藤君!…村山…さん。」
河本が来てくれた。
「青野さんは?…」
「大丈夫…。ここじゃなんだから…。加藤君、うみのアパートの玄関で話そう…。」
そう話して、青野さんのアパートの玄関へと向かった。舞は泣いていた。青野さんのアパートの玄関へ入った。風が凌げるだけマシだ…と…。
「……ここじゃ寒いから……。」 青野さんが出てきてくれた。部屋へと入れてくれた。暖房のきいた部屋。
「…村山さん…そこに座ってください。」
「加藤さんは、こちらへ…に中に足を…。」
炬燵をつけてくれた、青野さん。…足が限界だった…。舞は、長椅子に座らせ、青野さんと、河本は、俺から見たら、正面に座っていた。河本が青野さんの縦になる様に…隣りに座っている…。
「……。村山さん…なぜこんな事を?」
青野さんが尋ねた…。舞は、黙ったまま…。青野さん、河本と俺は、舞が答えるのを待った。と…
「貴女が…居なければ…朔夜は、私から離れなかった…。…貴女が朔夜を取った…。しかも河本主任と付き合っているのに…。それに…。」
黙って聞いている俺ら。
「それに…私に無いモノ…を持っているから…。」
「無いモノ…?」と河本…。
青野さんが静かに尋ねた。
「…何ですか?…村山さんに無いモノって?」
「……髪です……。後……匂いです……。」
「??髪と匂い…??」 と、青野さん…。
……。それ以上、何も話さい舞…。青野さんは、しばらく、考えていた。すると…
「…あの時…青野さんにあって、あまりにも、髪がキレイで…それに…甘い匂いもして…。」
俺は、舞に「”…あの、髪の毛を舐めた…日?”…。」と尋ねた。 「”うん”…。」と頷く舞…。舞の髪は、くせっ毛…。後、匂い?…。
「…青野さん…甘く優しい匂いがするんです…。…。私、耐えきれなくて…つい…。」
嗅覚が異常にいい舞…。…。俺は、舞に聞いてみた。
「…青野さんをずっと?見ていた?…それと、靴も……河本主任のマグカップも…盗んだ?」
すると、舞は、
「……。階が違うケド…。更衣室やPC科に来た時とかは…。青野さんの靴…盗りました。後、化粧ポーチも…。河本主任のマグカップは、割ってしまいました。」
河本が尋ねた。
「靴や化粧ポーチを盗って、一体、何をしようと?」
青野さんは、後は、何も聞かず、舞にこんな事を言った。
「…村山さんがした事は、犯罪です…。ですが…今回は…貴女を許します。」
「「え?!」」 と俺と河本、舞は驚いた。散々な目にあって…許すって…。
「その代わり…職場を変えてください。…。貴女は、本当は、パソコンが苦手なんですよね?…この前、PC科で、貴女の講義を少し見ていました…。貴女は、その嗅覚を活かした仕事に就いてください。」
そう話して、舞から、化粧ポーチを返してもらい、舞を帰した。青野さんのアパートを出る際…ボソッと …ごめ…。何か…?…すると…河本が青野さんに尋ねた。
「…うみ…本当に…いいのか?…また、やるかもしれないよ?」
俺も河本と同じ思いだった。




