視線
舞が入ってきて、2、3週間が経った、12月の頭…。PC科に荷物を届けに、廊下にいた、青野さんが浮かない顔をしている。と…河本が、青野さんに声をかけていた。そっときき耳を立てる俺…。すると…。
「…なんか…最近、変なんです。…。」…。
…?…まさか…?な…。と…思った。その夜、河本に電話した。舞の件を話すために…。河本は、今日も、職場で、彼女から渡された、夜メシを、コイツのアパートで喰って、独りゆっくりと過ごしてやがる(怒)…俺だけが、焦っているのは、分っているが、コイツの甘え?には、ムカつく。まぁ俺の嫉妬だが…。
「河本主任…最近、なんか、変わった事無いですか?…。」
と河本に尋ねた。すると…。
「俺は、別に…?…あぁ、でも、うみ…いや、青野さんがなんか悩んでたな?」
今…うみって…?…呼び名がし…。
「あの、青野さん、何かあったんですか?…」…と…
「今日、PC科に荷物を届けに来た時、俺、廊下で、うみ…じゃない、青野さんと、バッタリあったんだ。彼女、なんか、浮かない?いや、悩んでて、話しを聞いたら…最近、視線を感じるって。後…。」
後…?
「なんか、その、村山さん?にやたら、ベタベタされる…とか?…特に、”髪の匂い”を嗅いでくる…と…。」
…。ヤバい…。河本じゃなくて、青野さんにヤッてる…!!…アイツの癖に、匂い嗅ぐ癖…。俺は、河本に…。
「…村山さん、気をつけてください…。彼女、危ないんで…。」 そう伝えた。すると…
「…?…危ないって何が…ていうか、加藤君、村山さんと知り合い?」
俺は、河本に今までのアイツとの関係とアイツの癖?を話した。黙って聞いている河本…。すると…
「…怖ぇよ…マジで…。よく、付き合ってたな…。ていうか…村山さんて、仕事してなかったのか?…」
「そこなんですよ…。何故か知ってるです。」
それが余計、恐かった。今でも解らない…。
次の日…。青野さんは、さらに悩んでいた…。青野さんが2階ステーションに、荷物を届けに来いた。廊下に出てきたとこを見かけ、声をかけた。プリンのお礼を言うために…と…。悩む青野さん…。さり気なく、「どうしました?…何か、今日は、元気無いですね…?」と…尋ねた…。すると、青野さん…。「朝、靴が無くなってて、代わり新しい同じ靴が置いてあったて…余りに気持ち悪いし…。まして、女子更衣室に置いてあるのに…どうやって…?」と彼女が、不安と恐怖を顕にして話した…。
……これ……相当ヤバい……。




