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ラングドシャ?クッキー?…。俺も加藤君も、…?…だった。村山さんによれば、よく、北海道土産なんかでもらう、あの雪の結晶の絵が特徴のクッキーがアレなんだとか…。早速、皆で、食べてみる…。サクサクの歯ごたえにバターの風味…。めちゃくちゃ美味い…。コーヒーによく合いそうだった。と…「…プリン…うま♪…」 と加藤君…。めちゃくちゃ、嬉しそうな顔…。うみに感謝だな…。そう思っていた矢先…。村山さんが妙な事を俺に聞いてきた…。


「…そういえば…河本主任って、”結婚されて”ましたよね?」


…は…?…アレ?なんで知ってんだ?…。と…。

「…はい…。ですが…今は、離婚して、独りで…。」


それを伝えた途端…。


「…ま…村山さん…河本主任は、無理ッスよ?…彼女、一筋だから(怒)」


…なんだ…?…なんで、そんなに…冷たく当たる?それに…なんか、怒ってないか?…と思っていると…。


「…へ~…。」と…。村山さん…。


この時…俺は、まだ知らなかった…。この…村山さんの秘密…というか…。真冬にホラー体験をするとは…そして、この件が…俺とうみ…加藤君を恐怖の渦へと巻き込む事になることも…。


《猫の舌…。》

昨日、プリンを作って、お弁当用にハンバーグを作った。卵白が余ったから…どうしようかな…と。夕飯は、筑前煮と…あ、山芋があるから…とろろにして…と卵黄を使う事に…。なので、作ってみたのが、この、ラング・ド・シャ・…。作り方は簡単。作りながら…”猫の舌”…か。なんて思っていると…。そういえば…雷斗さん…”加藤君の分”…とか言ってたけど…”加藤さんだけ”ってなったら、田山さん達、ヤバいんじゃ?…。食べ物の恨みって言うくらいだし(汗)…と…クッキーが焼けた。…冷まして、1つだけ、食べてみる…。…出来てる…。バター強いかなぁ…なんて思いながら、ふと…。


「…これ…雷斗さんに渡して、PC科で食べて貰おう…。それなら、大丈夫…かな?」


以前、”あの件”でPC科にも迷惑かけちゃったし…。と、クッキーを容器に入れた。…。朝、雷斗さんに渡したけど…。”皆さん”でって言うの忘れた…。けど…後から、雷斗さんのメールで


「加藤君、プリン喜んでたよ。ありがとうございました。て。後、クッキーは、PC科の皆で食べた。美味しかったよ。ありがとう♪あ、それから…今日、新しく入った子に会った?」


新しく入った?…あ、そう言えば、朝、近衛部長が案内してたあの方かな?…。長い黒髪の…?…。まさか、この方が…私が気絶するほどの…恐怖を味わう事になるなんて…この時はまだ知らなかった。

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