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泊まりセット

彼女が、洗い物をしている間、俺は、テーブルを拭いて、鞄から財布を取ると、金を取り出した。最近、食品やら日用品も高いな。なんて思って居たが、朝、テレビをつけると、ニュースで、原油高の影響…とか流れていた。朝メシを食いながら、”なんでも、値上げしてんだな…野菜や肉も魚も…調味料なんかも…!…だから加藤君が…?”と、思った。謹慎中や休みの日とか、仕事のある日の昼…なんかは、彼女の弁当や作り置きなんかを、届けて貰っていた。職場で会うと、手渡される、弁当や作り置きのオカズ…。作り置きのオカズを持って帰り、アパートで、ゆっくりと食べる…。一昨日、昼に休憩室で、彼女の作った弁当を食べていると…。


「…それ、売りモンじゃ無いですね?…手作りですか?…青野さんの?」


なぜ…バレた…(汗)


「…捨てられる容器にしたってダメです。判りますよ?…河本主任のメシの喰い方、ランチと違う。味わう様に、噛みしめながら、喰ってっから…」


いかにも、羨ましいのと恨めしいが、丸わかりの…加藤君(汗)


「ラブラブですね♡…」 「…見せつけんな(笑)」

いや…アノ…その…。俺は、謹慎中の”あの出来事”の一部を皆に、話した…。すると…。


「…青野さんを…心配させやがって…(怒)…しかも、それで、手作りのメシに、栄養管理まで…ドンだけだよ…。」 と加藤君…。


「ちゃんと食べないと…それより、アパートに届けてくれたって、謹慎中に…?…。」 と田山さん。

あ……ヤバい…(汗)と俺…。と仁科室長…。


「まぁ、旅行に行ったりしてる訳じゃないし、若くても、”あるからな”…青野さんに感謝だな。」


”あるからな”?…なんだ?…何があるんだ?と思いつつ、その日の休憩は、終わった…。洗い物が終わった彼女が、炬燵へと戻ってきた。俺は、そのまま、彼女にか…お金を渡した。最初は断られたものの、このか…お金でまたメシを作って欲しいと、お願いしたら、受け取ってくれた。…と、彼女が何かを思い出した様に、炬燵から出て、台所の冷蔵庫へと向かった…。冷蔵庫から、何かを取り出して、カチャカチャと皿にセットしている…。…?…。その皿を持ってきて、俺が座る炬燵のテーブルの前にそっと置く…。?…え?…マジで?!…思わず声に出した俺…。いつの間にか、作っていてくれた、デザート…しかも、プリン…!

すると…モジモジしながら、「”…プリン…好き…”?」

と聞いてきた彼女…。「”うみちゃん、大好き”!!」


彼女の作ったプリン…滑らかで、甘さも丁度良くて…。ひと口、ひと口味わって食べた。その後、録画を2人で観て、見終わった後に、風呂を沸かす…。と…ここで…彼女に”ある物”を送った。開けてみて、彼女は、驚いている…。俺と同じメーカーの部屋着とタオル類、歯磨きセット…。後は、小包をセットにして渡した。小包を開けようとした彼女…。俺は、慌てて、彼女を止めた。脱衣場で開けてくれと。…。と風呂が沸いたと、音が聞こえた。…同じメーカーとはいえ、揃いの部屋着…。俺のを着せても良かったけど…ブカブカだしな…。ネットで部屋着と”ある物”を購入した。…サイズ…合ってると良いけど…(汗)




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