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デザート

夕飯を食べ終えて、食器を洗う私。その間に雷斗さんはテーブルを拭いていた。食器を洗い終わると、手をタオルで拭いて、台所から、戻り…炬燵へと入った。…と、「”洗い物ありがとうございます…後、コレ…”」 雷斗さんが私に、お金を手にして、「”食費です…。ずっと、ご馳走になりっぱなしだから”…。」 と、手渡そうとした。”そんな…大丈夫なのに”…。断ると、「”もし、このお金で…よければ…また作ってください…メシ…”」 笑みながら、話す雷斗さん…。

「”分かりました…。」 お金を受け取って、財布へと、仕舞う私……。「…”あ、そうだ”…。」 と、思い出して、私は炬燵から出て、立ち上がり、雷斗さんの冷蔵庫から、”デザート”にと…作っておいた、”ある物”を冷蔵庫から、取り出した。…?…な、雷斗さん。お皿にスプーンをセットして、テーブルに持って行き、雷斗さんの目の前に、そっと置いた…。「…え?!…これ…マジで?!」 雷斗さんは驚いている。私が作ったのは、プリン…。カラメルもつくった。鍋を作る合間につくったプリン…。ちゃんと冷えていた…。「…プリン…好き?…」 と雷斗さんにモジモジしながら、聞いた。さっきのお鍋より、目が輝いている(汗) …「…うみちゃん…大好き!!」 そう言って、雷斗さんは、早速プリンを1口…。「…めちゃくちゃ美味い!甘さが丁度…」

ひと口、ひと口ゆっくり食べている、雷斗さん…。…そんなに?…。私も食べてみた…。上手く出来てた。プリンを食べ終え、少しまったりしている。テレビもつけない静かな部屋…。「”何か、テレビ観る”?」 と雷斗さん…。テレビをつけた…。「もし、良かったら、録画観ても…?」 と、 雷斗さん。「…はい…。何を観るのかな?…。」 すると、あ、コレ、この前のキャンプ番組…。一緒に観ていると…。

「”俺もやってみたい…”」 「”私も”…。」 え?…2人して顔を見合わせた。「”キャンプ好き”?」 「”キャンプ好きなんですか”?」 お互いキャンプが好き。夏になったら、キャンプに行こうと2人話して、録画を、観終わった。雷斗さんが、風呂沸かします…。と…”うみちゃん…。コレ”…。と雷斗さんは、緊張しながら、ちょっと大きめの紙袋をベットの足元側から、手に取り、ハイ…と。私に手渡した…。


「…もし…急に…泊まってもいい…様に…(汗)」


紙袋の中には…。…??……!…コレ…って…?!


紙袋の中には、部屋着と、バスタオル…フェイスタオル。歯磨きセットと?…もうひとつの包み…。包みを開けようとした途端!


「あ、風呂で…いや…脱衣場…見てください(汗)」


顔を真っ赤にして話す雷斗さん…。


「♪~オフロガワキマシタ…。」


お風呂がわいたと報せる声だけが、聞こえた。

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