自炊
施設長に謝罪が済み、2階ステーション、介護福祉科へ謝罪へ行った時、2階は何時もどうりの…平和な2階へと戻っていた…。けど、やっぱり私を見る目は、何処か…。仕方ないか…。ヒソヒソと聞こえて来る話し声…。でも…なんか…悪い雰囲気じゃなくて…なんだろう…?…この…?…と
「幸せになるといいね♪」 と聞こえてきた…。
…あの時、河本主任が、言った言葉…。
「大切に想っている女性」 それで、話しになっていた…。介護福祉科へ顔を出した。
「…!…うみちゃん!!」 私に気が付いた、けいちゃんがふっ飛んできた!…。凄く迷惑かけたし…心配かけたから…。すごい勢いで聞いてきた。
「どうなった?…ちゃんと…。」
「…うん。正式に、お付き合いする事になりました…。」
「良かったねぇ!!」「良かった!」 「いがったなぁ!」
浅田さんと佐藤さんが声を出して喜んでくれた。
浅田さん、佐藤さんも…本当にすみません…。
「謝んなくて大丈夫。悪いのはあの人たち。あ、そうそう。渡部さん。桜井さん。」
と、佐藤さんが、2人を呼んだ。
「新しく入った方。渡部聡子さん、桜井愛子さん。」
「こちら、以前、ここにいた、青野 海さん。今は、業務課に居ます。」と、佐藤さん。
「渡部聡子です。」 「桜井愛子です。」よろしくお願いします。…青野 海です…。よろしくお願いします…。ひと言挨拶をして介護福祉士から、業務課へと戻った…。村木さんや皆んなにも、謝罪した…。その日の休憩中…。
「デートとかしないんですか?…。」
と、ある職員が尋ねてきた。彼女は、中川しほさん。…デート…?…急に話しかけられて、目をパチクリさせた私。
「これ、あげます。”彼氏”と行ってきて下さい♪」
か…彼氏…?…あ、そ…そっか…。彼氏…。…。仕事モードになると、彼氏じゃなくなる…。
「あ、ありがとうございます…。」
「…お弁当…手作りですか?」…と中川さん…。私がハイ…。と答えると…。
「……”彼”と一緒に料理ってした事あります?…」
…は?…い?…。…。無いです…。と答えると…。
中川さん、こんなコトを話してきた…。
「意外と、楽しいですよ♡2人で料理も♪あ、そうだ…。もし、そのチケットの場所に行く時、ここの神社もおすすめです♪」
そのチケットは、温泉旅館のチケット…。場所は…アイツ?…。
「2人で家族風呂…♡」
…中川さん…(汗)…や…休みの日にでも…行きます…。
…自炊か…そういえば…彼…じゃなくて、河本…じゃなくて、雷斗さんの好き嫌いな食べ物って…。
…聞いた事ない…ていうか…まだ付き合ったばかりだから…。何も知らない…。




