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醜合体

次の日の午後。最後の小包を、2階総合ステーションへと届けた私。介護福祉士科の平澤つぐみさんと、新しいく入職した、渡賀はつめさんが、環境整備を終えて、介護福祉士科に戻る途中の廊下でバッタリあった…。そこは、丁度、PC科の入り口に近く、介護福祉士科の入り口にも近かった…。軽く、頭を下げ、お疲れ様です…。と、一言挨拶をした。と、すれ違いざまに…。

「あ~…この人?…河本主任と”不倫”してる人って?」

わざと大きな声で話す、渡賀さん。無視して、1階のエレベーターへ向かおうと、2人の右側にズレようとした時…。

「無視?それとも、聞こえなかったの~?なんか、言ったらどうなの?」

ベタベタとした、話し方…。2人を見てみたって…。よく見ると…。平澤と同じ様な…顔…と体型。髪型も似ているし…。…双子…?そう思ってびっくりしていると、平澤の低い声が聞こえた。

「貴女が、河本主任と”不倫関係”にある事は、私達、知ってるんですよ?皆さん、迷惑しています。…青野海…。河本主任の”お知り合い”まで、巻き込んで…最低ですね?」

「お知り合い?」 と私…。

「とぼけます?…この前、ショッピングモールで、河本主任とそのお知り合いと話されてました…。お知り合いは、うみちゃん。河本主任は青野さんと…それ、貴女ですよね?青野 海さん…。貴女は、離婚して、独りだから、いいですが、河本主任は、結婚されています。河本主任のご家庭を壊す気なんですか?」

「…プライベートです。貴女方には、関係ありません。まして、業務に全く、関係ありません。失礼ですが、業務に戻ります。」

と2人に伝え…

「…性格歪んでない?ていうか、不倫認めてるもんじゃん?…キモい~。しかも…河本主任の知り合いまで、手だしてるの?…タチ悪すぎ…。」

と渡賀…。

「…ま、アンタ見たいなのに、無理矢理付き合わされている、河本主任とそのお知り合いも、気の毒だけど…アンタの友達も、アンタに似て、最低なんでしょ?…似たようなのと、ツルむから。」

平澤が私の”大切な人たち”を……

私は、ついに…「”……もう…いいや…終わりにしよう…こんな職場…。私の大切な人を…大切な友人達を…言葉で、傷付けた…。こんな人たち…ヤッても悔いはない”…」


顔を上げた…。平澤達が、怒りで目つきが変わった私に、一瞬、たじろいだ!!…。ビンタなんて…生温い!!

「アンタたちゆ…」

そう言葉に発して、手を握って、平澤の胸ぐらを掴もうと、1歩前に踏み出した時…!…?…!!…

平澤と渡賀、私の間に、割って入った身体…。





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