ルート確認
何とか、朝飯を食べ終えた俺…。「…”あ、味がしなかった”…。」” ヤツ”のせいで、せっかくの朝飯が…部屋に戻り、豊川君に説教よりも、頼んだ。「”豊川君、頼むから、”変な事”、急に言わないでくれ…。”彼女”に悪いし…。…。」 俺が”離婚”したのを、知ってるのは、英だけだったよな…?多分…。誰かに話した記憶が無い…と言うか、ビビったせいか?思い出せない…。と…豊川君…。「”すみません…。でも、俺びっくりしましたよ。青野さんが”あんな事”するなんて…。それに”…」 俺は、テーブルに置いてある、パンフレットを手にした。「”青野さん、”パパに”って言ったから、余計、”え?そういう関係”って思いましたよ”…。」…は…?…!!…豊川君が話した、”そういう関係”って…「”パパ…不倫”」…英も解った様で、「…”さすがに、その”考え方”もだし、言い方も無いよ?!豊川君!!」 と怒る。「…”あ・の・なァァ…俺の事…どう見てんだよ”?!!」思わず、豊川君に怒鳴りつけた。ビクッと身体を震わす豊川君…。”離婚して、独りだ”とも、言えず、イライラする俺。無意識に、持っていたパンフレットを、グシャ!と握り潰していた。「”…まあまあ…河本君、落ち着いて。それにしても、海ちゃんて、食べ方、キレイだよな…。なんか、品があると言うのか”?」と英。「”あ、それは、俺も感じてました”…。」 豊川君も、英の話に乗る。俺は、”…確かに…たまに、み…”参考”になるよな”と…見惚れるなんて、言えず、”参考”になると誤魔化す。「…”そろそろ出るか。彼女とルート確認したいし”。」 そう話して、俺達は、部屋を出た。既に彼女達は、1階のラウンジに来ていた。宿に設置してある、簡素なマップを見ている。「”う〜ん…ルート的には”…あ…河本…いえ、雷斗さん…”。」 「”海さん、あ…地図。よかった。俺も見たかったんです”。」
2人でルートを確認する。”う〜ん…アートミュージアムから、もし、クラゲ水族館に戻って来た場合…。先にクラゲ水族館に行って、アート…”。”道に悩む…と言うよりかは、”時間”に悩む彼女…。距離もそうだが、”昼”の時間を気にしていた。
《チェックアウト》
お部屋に戻った私たち。「”衣織ちゃん、さっきは、ごめんね…おどろいちゃったね”。」 と謝る私。でも、衣織ちゃんは、気にして無いようで、「うみちゃん!早く行こうよー!!」 …。とワクワクが止まらない…。あまりにも、衝撃的すぎて、朝ごはん、味がしなかった。と。「”でも、うみちゃん、”アレ”、止めてくれて良かったよ”…。」 荷物を纏めた、けいちゃんが私に、話す。「”そうなの”?」 うん。とけいちゃん。”何で”?と尋ね…「”はやくいこーよ~?!」と衣織ちゃん。「”後で話すよ”。」…あ、そっか…。もしかしたら…。そう思いながら、荷物を持ち、1階へと向かう私たち。「河本主任たち来るまで、ちょっと地図確認したいから、来たら声かけて”?」とまきちゃん達にお願いして、地図見る。パンフレットの、簡素な地図…。でも、助かる。スマホにもナビ機能は、あるけど、こっちの方が、性に合っている。「”海さん”」 河本主任が私に声をかけた。「”あ、地図。良かった。俺も見たかったんです”。」 と河本主任と一緒に地図を確認した。
「やっぱり、時間的には、難しいかな?…どっちにしても、”遠いし”…。う〜ん…。ちょっと早いけど、”お昼は”…。」 悩む私…。




